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不登校の子供がずっと寝ていると、親としては多くの心配や疑問が湧くことでしょう。
「病気では?」とか「不登校がさらに悪化するのでは?」と心配に感じることもあるはずです。
そのような状況に対する穏やかかつ効果的な対策をお伝えします。
<方法>
子供の日々の様子、特に寝ている時間帯に何が起きているのかを細かく記録する観察日記をつけましょう。これは親が行うことです。
<書き方のポイントと実例 -起床時->
【ポイント】
時間帯:いつ子供が起きたのか、寝たのか
表情や身体言語:笑っている、怒っている、落ち込んでいる等
活動内容:何をして過ごしているのか(例:ゲーム、読書、テレビ視聴など)
会話の内容:子供が何を話しているか、何に興味を示しているか
その他の反応:食事に対する反応や、家族との相互作用に関する反応など
【実例】
・時間帯
13:00 起床
02:00 就寝
・表情や身体言語
昼間はほとんど笑顔がない
夜、友達とオンラインでゲームをしているときに笑っていた
・活動内容
午後はYouTubeを見て過ごす
夜は友達とオンラインゲーム
・会話の内容
「学校はもう行きたくない」と言った
ゲームで勝ったとき、「やったー!」と叫んだ
・その他の反応
夕食はほとんど手をつけず
妹が話しかけても無視
<効果>
こうして観察日記をつけることで、子供の心の変化や興味・関心が明確になります。これにより、親は子供にどのように接するか、何を提案するかについて、より具体的なアイデアを思いつく可能性が高まります。
例えば、上記の実例に基づけば、子供は夜のゲームでしか笑顔を見せないようなので、そのゲームに関する話題で子供とコミュニケーションを取る手がかりにできるかもしれません。
この方法はあくまで「観察」であり、「評価」や「判断」の場ではありません。観察日記は、親が客観的な状況を理解するための手段です。
<書き方のポイントと実例 -寝ている時間帯->
【ポイント】
寝つきやすさ:スムーズに寝入れるか、寝付きが悪いか
寝息や体の動き:寝息が荒い、寝返りを多くうつ、など
何かに反応するか:寝ている最中に何か音や刺激に反応して目を覚ますか
夢を見たかどうか:目を覚ました後、夢を見たと話しているか
【実例】
・寝つきやすさ
30分以上ベッドで横になってからようやく寝付く
・寝息や体の動き
寝息が少し荒いが、寝返りは少ない
・何かに反応するか
深夜にトイレに行くために起きた
・夢を見たかどうか
「夢で学校に行っていた」と翌朝話していた
<効果>
このように、寝ている時間帯に起こる出来事にも注目し、それを観察日記に記録することで、子供の精神的な状態や体調についての理解を深めることが可能です。
<方法>
子供が短い時間でも起きている際、その時間をなるべく穏やかで楽しいものにしましょう。こちらも親がサポートすることです。
<効果>
子供が自然と起きたくなるような環境を整えることで、無理なく生活リズムに変化が見られる可能性があります。
<例1>関心を引く活動を見つける
例えば、子供がアートや科学、音楽などに興味を持っている場合、関連するキットや教材を用意しておくことが有用です。もし子供が絵を描くことが好きなら、高品質のスケッチブックやカラーペンシル、絵の具を用意しておくと、自然と描きたくなる環境が整います。
<例2>家庭での"イベント"を計画する
季節ごとの特別なイベントや、週末の家族での活動を計画することで、子供が楽しみにして起きる理由を作ることができます。例えば、週末に家庭で映画の夜を計画し、子供が選んだ映画を一緒に楽しむ場合、それにより子供は特定の時間に起きるモチベーションを得ます。
<例3>朝のルーティンを楽しくする
起きたときに好きな音楽を流したり、朝食に子供の好きな食べ物を用意するなど、朝を特別なものにします。例えば、朝になると子供の好きなポップソングやクラシック音楽を流すようにした場合、その音楽が流れると、それが「朝が始まった」のサインとなります。
<方法>
子供がずっと寝ている部屋の環境(照明、温度、音)を微妙に調整します。目覚めやすい環境、逆に安心して眠れる環境といった具体的な設定にすることがポイントです。
<効果>
このような環境の調整は、子供自身が何もしなくてもその影響を受けやすく、自然な形で生活リズムが整ってくる可能性があります。
<ある親御さんが実行したこと>
あるお母さんは、冬季に加湿器を設置し、夏季には扇風機を用意することで、子供が自分で起きて活動しやすい室内環境を作り上げました。
このように、簡単なことをするだけでも子供の力になれる可能性があります。失敗したらやめればいいだけです。気軽に、思いついたことをやってみましょう。
不登校や長時間の睡眠は、子供自身が将来に対する明確なビジョンを持っていない場合によく見られます。この方法では、親が子供と一緒に将来の夢や希望について話をすることで、子供自身が行動する意欲を感じるように導きます。
<方法①>カジュアルな場設定
テレビを見ながらの軽い会話や、夕食後のリラックスした時間など、形式ばらない場で話をします。
実例: あるお父さんは、子供が好きなテレビ番組を一緒に見ながら、その番組の中で興味を持った職業や活動について話をしました。
<方法②>質問を投げかける
"将来、何をしていると思う?" "どんな仕事に興味があるのかな?" といった質問で、子供自身に考えさせる機会を作ります。
実例: あるお母さんは一度の会話で全部を解決しようとせず、いくつかの質問を投げかけて、数日後に再度話をするというステップを踏みました。
<効果>
この方法によって、子供は自分の将来について具体的に考え、そのために行動する意欲を持つ可能性が高まります。それが睡眠時間を自然と短縮し、日中活動的になる動機につながる可能性があります。
<方法>
家族全員で少しずつ生活リズムを整える努力をします。例えば、夕食の時間を少し早めたり、一緒に就寝する時間を設定するなど。
<効果>
家族全員が参加することで、子供も自然とその流れに乗って生活リズムが整いやすくなります。
<方法>
子供が寝ているときでも、親が時折、そっと手を握ったり肩に手を置いたりします。ここで重要なのは、覚醒させる目的でなく、親が自分自身の愛を確認する時間になることと、それにより日常で親から子へと安心感が提供されるようになることです。
<効果>
このような無言のスキンシップは、子供に届くかどうかに関係なく親自身の気持ちを変えますし、その気持ちの変化で言葉よりも深く心に響き、子供が自然に親に対する安心感を持つ可能性が高まります。
<方法>
子供が寝ているときに、親がその横に手紙や絵、または小さな「愛の証」(好きなお菓子や飾りなど)を置いていきます。
<効果>
子供がその日のいつかでそれに気付いたとき、自分が大切にされているという心地よい実感が得られ、それが無意識に積み重なって不安や緊張を和らげることが期待できます。
不登校や「ずっと寝てる問題」には多角的なアプローチが必要です。何もかもが一度にうまくいくとは限りませんが、少しずつ改善することで大きな成果が生まれることもあります。上記では具体的な行動が示されているので、親御さん自身も取り入れやすいと思います。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
この記事でお伝えした内容は、初心者向けのヒントに過ぎません。もっと高度な内容は「不登校対応のポイント(無料)」に掲載していますので、そちらを参考にしてください。「不登校対応のポイント(無料)」を超える、奇跡的な不登校改善まで可能にするサポートは「ひふみ〜よ」です。1日も早くお子さんの状態を良くしたい方は、ひふみ〜よの紹介ページもお読みください。
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