不登校対応のことなら、SIA PROJECT(シア・プロジェクト)にお任せください。

お電話でのお問合せは停止中です
050-3578-1050
メール受付時間
24時間  
お問合せ定休日
なし

お問合せは24時間お気軽に!

不登校回復のきっかけ(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)

 

不登校が回復に向かう“きっかけ”の代表例を3つお伝えします。

 

親御さんがこの3つを頭に入れて不登校対応するだけでも「不登校が回復に向かうきっかけ」を生かすことができ、不登校脱出がスムーズになるでしょう。

 

 

(Ⅰ)特別な誰かの言葉

 

尊敬する誰かの言葉、唯一信じている誰かの言葉…… そういった「特別な誰かの言葉」によって不登校が回復に向かう事例は多いものです。

 

例えば、長年不登校を続けていたM君は、尊敬するYoutuberの言葉で変わりはじめました。

※Youtuber→独自に制作した動画をYouTubeで継続的に公開する人

 

きっかけになったその言葉は甘いものではありません。どちらかと言えば厳しい言葉。M君がイラっとするようなものでした。

 

ある時、M君は尊敬するYoutuberと直接会うことができ、その人からこう言われたそうです。

 

「そうやって親のスネをかじって何年も暮らしていて恥ずかしくないのか?そのままだとお前ダメになるぞ!」

 

M君は恥ずかしさと怒りで震えるほどでした。

 

けれども、M君はその言葉を受け入れ、変わりはじめました。

 

「ほんとムカつくけど○○さん(尊敬するYoutuber)の言う通りだ。俺は人生を変えないと! 人生変えて○○さんを見返してやる!」

 

こんな熱い思いを抱き、その後M君は必死にがんばりました。一人暮らしを始め、専門学校に行き、技術を身につけ、就職し、立派な社会人として歩み始めたのです。

 

それは“ただの不登校回復”ではありません。不登校から回復して専門学校に行っただけでなく、一生ものの技術を身につけ、就職することまでできたのですから“不登校回復を超える大成功”です。

 

もちろん、その大成功で親御さんが舞い上がって、油断して、サポートをやめてしまえば、不登校に似た状態(例:出社拒否症など)が再発してしまいます。再発リスクをできる限り小さくするために、その後もサポートが狂わないように調整をつづける必要があります。

 

ただ、ある時点で不登校回復が成功したことは事実で、不登校回復以上の大成功に至ったことも事実なんですよね。

 

すばらしいと思いませんか?

 

このように「特別な誰かの言葉」によって不登校が回復に向かうケースは非常に多いものです。親御さんは「子供に強い影響を与える特別な人は誰なのか?」と意識する習慣をつけるといいでしょう。

 

ここまで読んでお分かりになったと思いますが、不登校回復のきっかけとなる「言葉」は「特別な誰かの」であるからこそ効果を発揮します。前述のYoutuberの言葉をもう一度読んでみてください。

 

「そうやって親のスネをかじって何年も暮らしていて恥ずかしくないのか?そのままだとお前ダメになるぞ!」

 

もし、この言葉を親が言ったらどうなるでしょうか?

 

猛烈な反発が子供から返ってきそうですよね。感情的になって荒れ狂い、暴れだすかもしれません。

 

もうお気づきだと思いますが、不登校対応における言葉は「何を言うか」以上に「誰が言うか」が大切なのです。

 

ですから、「不登校の子供にはこんな声掛けをすればいい」と単純に示している専門家は肝心なところがわかっていません。その専門家のアドバイスでうまくいっているケースは「特別な誰か」に「親」がなっているケースだけで、そうでない場合には悪化に向かうのです。

 

「親は子供にとって特別な存在だから何もしなくても『特別な誰か』なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そういうことではありません。ここで言う“特別”とはそういう意味ではなくて“崇拝”に近いニュアンスです。

 

特別な誰か = 子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物

 

不登校の子供の多くは思春期真っ只中で、ただでさえ親に対する反発心や大人に対する不信感を抱いているものです。それに加え、ほとんどの親御さんは不登校初期で対応ミスをしてしまっているので、子供の反発心や不信感をエスカレートさせてしまっています。その関係性で、親は「子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物」になっているでしょうか?

 

絶対になっていないとは言いませんが、ほとんどのケースで親は「子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物」になっていないはずです。

 

親が「子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物」になっていなければ、「不登校の子供にはこんな声掛けをすればいい」と単純に示している専門家のアドバイスは無効で、むしろ逆効果を生じさせ、不登校悪化に向かわせてしまいます

 

SIAPROJECTのサポートでは「親」が「子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物」になるためのトレーニングまで提供していますので、SIAPROJECTのサポートを受け続けた親御さんなら声掛けが有効に機能することはあります。……が、それでもSIAPROJECTが直接的な声掛けを推奨することはほとんどありません。理由は単純。子供にとって「特別な誰か(子供が崇拝するほど尊敬し信頼している人物)」は親以外であるケースが多く、その親以外の特別な誰かと出会えるようにナビゲートしていったほうが早いからです。

 

親以外の「特別な誰か」に出会えるようにナビゲートするサポートを行ない、出会った「特別な誰か」から不登校回復のきっかけとなる一言を言ってもらえれば、子供はあっけないほど簡単に変わります。そこからの不登校回復は早いです。

 

SIAPROJECTのサポートは「親」が「特別な誰か」になるためのトレーニング効果を提供するとともに、子供が「親以外の特別な誰か」と出会えるようにナビゲートすることまで実現する、最強のサポートです。有料のサポートはもちろんですが、無料で提供している記事(このホームページに掲載している記事)にもそのエッセンスが含まれていますから、何度も読んで活用していただけたらと思います。

 

不登校回復のきっかけとなる、特別な誰かの言葉。

その言葉が子供の耳に届く可能性を高めるようなサポートをしているでしょうか?

 

していないなら、不登校回復が遅れるかもしれません。

上記の内容を参考にして、サポートのしかたを効果的なものに変えていきましょう!

 

 

(Ⅱ)成功体験による世界変化

 

何かの賞をとった! バイトの面接に受かった! 彼女(彼氏)ができた!……など、何かの成功体験で急速に不登校回復が進むことはよくあります。

 

「成功体験による世界変化」は強力な不登校回復のきっかけになるのです。

 

例えばですが、

 

「学校に行くことはできないし、勉強もできないけど、自分の好きなことに一生懸命取り組んで何かのコンテストに応募することはできる!」

 

という子供もいます。

 

そういう子供が何かのコンテストに応募して、何かの賞を受賞すると、その子の世界が大きく変わります。今まで何も自信が持てなかったのに突然自信がみなぎってきて行動範囲が広がったり、何も生きがいがなくどんよりと見えていた人生が光り輝いて見えるようになったりするのです。

 

すると、その子はその「世界変化」のエネルギーで学校に行くパワーが出てきたり、勉強の意欲を取り戻したりします。そうしてあっという間に不登校回復が進み、不登校脱出に成功するのです。

 

バイトができる子も同様です。

 

「学校に行くことはできないし、勉強もできないけど、バイトには興味がある!」

 

という子供もいます。

 

そういう子が思いきってバイトの面接を受け、その面接に受かると、その子の世界が変わります。「自分も世の中から必要とされるんだ!」と認識したり、社会に一歩足を踏み入れた自分自身を肯定的に見ることができたりして、世界が違って見えてくるのです。世界が違って見えてくると、本当に違う世界を生きる感覚になりますから、その感覚の変化で「学校に行ってみようかな?」と思うようになったり「勉強してみようかな?」と思うようになったりします。そうして不登校回復が進み、不登校脱出に成功するのです。

 

彼女(彼氏)ができた!という成功体験も、前述の2つのケースと同様です。「世界変化」の力で不登校回復が進みます。

 

彼女(彼氏)ができる ⇒ 世界が違って見える ⇒ 思考と感情が変化して不登校回復が進む

 

恋愛のおもしろいところは性格や趣味まで変わってしまうところです。無口だった子供が突然よくしゃべるようになったり、本を読まない子供が突然本を読むようになったり…… その変化も不登校回復をうながします。恋愛の不登校回復効果は抜群です。

 

「不登校なのに彼女(彼氏)ができることなんてあるの??」と思う親御さんもいるかもしれませんが、学校には行けないけれども友達と遊びには行ける子供の場合、彼女(彼氏)ができることは普通にあります。思考に制限を設けないように気をつけましょう!

 

もちろん、ここまでお伝えしたことはほんの一部(一例)であって、すべてではありません。他にもいろんな形の「成功体験」があって、その成功体験による世界変化が不登校回復のきっかけになります。

 

大切なことは、不登校回復のきっかけになる成功体験の事例をできるだけ多く知っておくことです。そのため、SIAPROJECTのサポートでは「ひふみ~よ」で多くの事例を共有しています。

 

事例を多く知っておけば子供のちょっとした経験を軽視しなくなり、成功体験が生まれる可能性(不登校回復のきっかけになる可能性)をつぶさずに済みます。普通だったら「こんな経験して何になるの?」とバカにしてつぶしてしまうところを、事例を多く知っておけば「この経験が成功体験につながって不登校回復のきっかけになるかもしれない!」と考えることができて、不登校回復のきっかけになる可能性をつぶさずに済むのです。

 

もちろん、どれだけ事例を多く知っていても、肝心な時に親御さんの感情が不安定だったり思考が硬直していたりすると冷静に対応できません。だからこそ、落ち着いて対応できる親になるためのトレーニングを継続的に受ける必要があるのです。(そのトレーニングを提供しているのもSIAPROJECTのサポートです)

 

まずは、はじめの一歩として「子供の成功体験を尊重する」と意識するところから始めましょう。その意識を保つことはなかなか難しいと思いますが、できるだけ忘れないようにして、意識を保つことです。それができるだけでも不登校回復のきっかけをつぶさずに済み、子供の未来が光り輝くものになるためのサポートになります。

 

 

(Ⅲ)ギブアンドギブの実践

 

不登校の子供に限らないことですが、人はギブアンドギブの実践によって人生を大きく変えることができます。

 

ギブアンドギブとはその言葉のとおり、与えて与えて与え続けること。それができた時、人生は大きく変わるんですよね。

 

きっと多くのお母さんがギブアンドギブの効果をすでに実感しているでしょう。子供が生まれて間もない頃、何の見返りも求めずに子育てする…… ひたすら赤ちゃんのために尽くして、無我夢中で与え続ける…… それによって子供が育ち、子供が育つにつれて「母としての人生」が色濃くなっていったはずです。(←ギブアンドギブによって人生が大きく変わっていますよね。)

 

不登校の子供も同じです。何かの体験でギブアンドギブを実践した時、その子の人生は大きく変わります。その人生変化には不登校回復も含まれます。つまり、ギブアンドギブの実践が不登校回復のきっかけになるのです。

 

不登校の女の子Kちゃんは、ある時、「友達とメールのやり取りをする時には必ず自分が最後に送って終わる」と決めました。それまではメールをすること自体が苦手でしたし、返信も気分次第で送らなかったりしていたのですが、それをやめ、こまめにメールを返信するようにし、どんなに面倒くさくても最後は自分の返信で終わるように心がけたのです。

 

するとKちゃんは友達との関係性が変わりました。それまではなんとなく希薄な人間関係だったのが、濃い人間関係に変わり、友達がいろんなことに協力してくれるようになったのです。

 

その協力は不登校の子供を取り囲む環境でよくありがちな「押しつけがましいもの」ではなく、自然でさりげない協力でした。そのため、Kちゃんもその協力を抵抗なく受け入れることができ、その協力のおかげで学校に行けるようになったのです。(=不登校回復)

 

この事例は、ギブアンドギブが不登校回復のきっかけになっていますよね。見返りを求めずにメールを送る(返信の最後を自分にする)という行為で友達との関係が変わり、“受けとる協力”が変わり、それによって学校に行けるところまで到達しています。

 

このようなことが起きるのです。

 

ギブアンドギブの実践が回復のきっかけになるのは、不登校中の子供だけではありません。元不登校の大人も同じです。

 

元不登校のSさんは社会に出て立派に働いていましたが、仕事が長続きせず、何度か転職していました。このSさんは不登校再発リスクが残ったまま社会人になったタイプの典型です。心の根っこのわだかまりが解消されていないままの“表面的な改善”で不登校脱出し、その問題点が放置されたまま無理やり社会人になったので、ときどき出社拒否になったり、うつ病のような症状が出たりしていたのです。

 

きっとそのまま行けば、中年ひきこもりになっていたでしょう。専門家の目から見れば非常に危険な状態でした。

 

ところが、そのSさんはある時ギブアンドギブを始めます。ブログを書き始め、そのブログに自分が今まで経験したことや勉強したことを上手な文章でまとめ、惜しみなく情報発信していったのです。

 

するとそのブログが人気ブログになり、いつの間にか読者から相談されるまでになっていました。それがきっかけで新たな事業を思いつき、ビジネスを本格的にスタート! あっという間に事業拡大し、いつの間にか経営者になっていました。気がつけば、精神面も身体面も健全な状態に改善され、不登校に似た状態が再発するリスクは限りなくゼロに近づいたのです。

 

このように、不登校脱出後であっても(不登校に似た状態が再発した場合でも)ギブアンドギブの効果は抜群です。不登校回復のきっかけとしてだけでなく、不登校再発や不登校類似状態からの回復のきっかけとしても、ギブアンドギブは非常に重要なのです。

 

ここまで読み、疑問に思った方もいるでしょう。「どうすれば子供がギブアンドギブを実行できるのか?」と。

 

その方法はシンプル。親御さん自身がギブアンドギブを実行することです。ギブアンドギブが当たり前だと周囲の人達(家族など)に思わせるくらい、ギブアンドギブを日常的(継続的)に実行しましょう。そうすれば子供はなんだかそれが当たり前のように感じ、自然とマネするようになります。本人の意思とは無関係に無意識に真似てしまうのです。(=モデリング)

 

補足しておきますが、このギブアンドギブを実践するコツはちょっと多めに与えることです。「ちょっと与えすぎかな?」と思えるほど世の中に何かを与えたとき、人生が大きく変わります。そのあたりを意識しながら実践してみてください。

 

 

以上、不登校回復のきっかけを3つご紹介しました。どれも非常に重要な内容ですので、何度も何度も読んで、しっかりと頭に入れておきましょう(^-^)

 

 

執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一

 

まずはお気軽に無料サポートをご利用ください!

ネットにつながっているパソコンやスマホがあれば、いつでもどこでも読めます!

SIA PROJECTでは無料のサポートも行なっています。無料サポートは、3つのメール配信を通して行ないます。メールで配信される内容は有料サポートとはまったく異なりますが、この無料サポートだけで不登校改善に成功した親御さんもいますので、ぜひとも有効活用していただけたらと思います。⇒詳細はこちら

無料サポートは別サイトでお申し込みいただけます。

※無料サポートを全て受けるためには下記両方へのご登録が必要です。片方のみの登録の場合、サポートの一部しか受けられませんのでご了承ください。

※3つ目の無料サポート「SIA PROJECTの最新情報配信」に関しましては登録不要です。上記の両方にご登録いただいた方全員に不定期で配信させていただきます。

Menu