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学校に行かなくなった子供が不登校を抜け出して復活する!
それを可能にする魔法の言葉があるとしたら……
それはどんな言葉でしょうか?
今これを読んでいるあなたがあまり期待しないように、あえて残念なことからお伝えしますが、万能な言葉はありません。「この言葉さえ言えば子供は不登校を抜け出す!!」と断言できるような魔法の言葉はないのです。
当然ですよね。言葉そのものが不完全で、人によって微妙に解釈が異なるものなのですから。
それは不登校の子供も同じです。同じ言葉を言われても、その解釈は子供によって違います。そうである以上、1つの言葉がすべての不登校の子供に効くなんてことはありえないのです。
もし、その「当然のこと」がわからなくなっている(または受け入れられなくなっている)親御さんがいたら、その親御さんは子供の状態をどんどん悪化させてしまうはずです。
「当然のこと」がわからなくなるほど(受け入れられなくなるほど)混乱しているか、冷静さを失っているので、その歪んだ精神状態で子供への対応も歪み、その歪んだ対応を受ける子供はだんだんと気力を失っていくのです。
前述を読んでもなお「魔法の言葉はあるはずだ!!」と思い込もうとしている親御さんは、本当に気をつけてくださいね。その精神状態のままだと、お子さんの不登校脱出は遅れます。(場合によっては、そのまま何十年と時が経ち、お子さんが「中高年引きこもり」になるまで“不登校状態”が続くでしょう)
ここまで、あえて残念なお話をしてきましたが、そうは言っても言葉には絶大な力があるのも事実です。
言霊の力と言ってもいいかもしれません。やはり言葉には力もあって、その力の使い方を間違えなければ、子供の大きな力になることも可能なのです。
私が不登校だった頃、言われて嬉しかった言葉は次の言葉でした。
「あなたはそのままでいいんじゃない?」
質問と助言の中間にあるような言葉ですが、この言葉には救われました。「あなたはそのままでいいんじゃない?」と言われたことで、自分自身の存在を認めてもらえたような気持ちになり、わだかまりがリセットされるような感覚にもなり、そこからスタートできる気分になったのです。
そのままでいいと言われるとそのまま停滞してしまう気もしますが、実際は逆です。学校に行かないことでそれまで否定され続けてきて頑なになっていた心が、「あなたはそのままでいいんじゃない?」という言葉で解放され、ラクになり、動いてみる気になったのです。
「自分はこのままでもいいんだ!じゃあ、これからどうしようかな?」
そんな気持ちが心に芽生えました。
きっと、質問と助言の中間にあるような言葉だった点も効果的だったのでしょう。質問でもない、助言でもない、その中途半端な感じがプレッシャーを和らげ、すーっと心に届いたのだと思います。
人は認めてもらえると安心します。特に、今の自分の存在そのものを受け入れてもらえた時、何か巨大なものに包まれたような感覚になり、勇気のような感情を得ます。だから私は前述の言葉で、前に進もうとする気持ちが湧いてきたのです。
ここまで読んできて、早速、同じ言葉を子供に言おうとしている親御さんもいるかもしれません。
「よし!私も明日、『あなたはそのままでいいんじゃない?』と子供に言ってみよう!」
そう思っている親御さんもいるかもしれません。
そこまで単純ではなくても、少しアレンジして言ってみようと思っている親御さんは多いでしょう。
「そのままの○○(子供の名前)でも十分だと思うよ」
「お母さん(お父さん)は、今の○○(子供の名前)そのままで大好きだから!」
「変わらなくてもいいんだよ。変わっても変わらなくても、あなたが私にとって大切で最高の子供であることに変わりはないんだから」
……などと言葉の表現を変えて言ってみようと思っている親御さんは多いはずです。
その実行力は素晴らしいものですが、少し待ってください。
今、その言葉を言って有効でしょうか?
タイミングは今がベストでしょうか?
前述には書きませんでしたが、私が「あなたはそのままでいいんじゃない?」と言われて嬉しかったのは、“その時”だったからだと思います。それより一ヶ月前だったら心に響かなかったかもしれませんし、それより一ヶ月後でも心に響かなかったかもしれません。
つまり、言葉には“響くタイミング”もあって、「その時だからこそ効く」ということもあるんですよね。
これは、極端な例で考えてみるとわかりやすいでしょう。
例えば、親子関係が悪化している時、親が突然、「あなたはそのままでいいんじゃない?」と言ったとしましょう。その言葉は、子供の心に響くでしょうか?
響く可能性はゼロではありませんが、ちょっと難しい気がしますよね。
親が子供の話を全然聞いていない段階をイメージしてもいいでしょう。
親が子供の話を全然聞いていない、そのことに関して子供は嫌悪感を抱いている、そんな状態で親から「あなたはそのままでいいんじゃない?」と言われても心に響きづらいですよね。
そんなふうに、同じ言葉でも有効になる時期と有効にならない時期がありますので、いつ言うかによって有効性が全く違ってくるのです。
また、それとは別に、言い方の問題もあります。
親の目に力がなく、弱々しい表情で、半ばあきらめを感じさせるような声で「あなたはそのままでいいんじゃない?」と言われても、きっと子供は力が湧きませんよね。
逆に、何かに取り憑かれたようにギラギラした目で、興奮気味の声で「あなたはそのままでいいんじゃない?」と親が言ってきたら、子供は「何かの宗教団体か変なカウンセラーに染まってしまったんだな」などと感じて、その言葉をそのまま受け入れることは難しいでしょう。
そんなふうに言い方一つによっても子供の受け取り方は違ってくるので、同じ言葉でも有効性が異なるのです。
ですから、親が子供に向けて何かを言う時には、それ以前に「有効性を高めるための工夫」をどれだけ行なっているかが重要なのです。「どんな言葉を言うか」も大事ですが、それ以上に「どれほどの有効性向上の工夫を行なった上で言葉を発しているか」が大事なんですね。
SIA PROJECT(木村優一)のサポートを受けている親御さんは、前述の他にもさまざまな観点から言葉の有効性を高める工夫を行い、子供に向けて言葉を発するときには慎重に行ないます。そのため、安定的かつ低リスクで不登校改善が進むのです
「○○は魔法の言葉です!この言葉を子供に言えば不登校が改善します!」
などと言っている不登校専門家を盲目的に信じていませんか?
信じるのは自由ですが、それは負けることが大半のギャンブルのようなものです。賭けてみるのも悪くないかもしれませんが、子供の人生をギャンブルに預けるのは個人的にはお勧めしたくありません。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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