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不登校の早期解決を成功させたいなら、“逆”をやることです。
ほとんどの親御さんは、子供が不登校になると次のようなことを思うでしょう。
「この子の問題をできるだけ早く解決したい」
「不登校が早期改善する方法があれば教えて欲しい」
「子供が不登校になった場合、早期対応の秘訣は?」
“早く”解決したい気持ちになるのが普通です。
皮肉なものですが、そうして「早く」と思っている親御さんが不登校を長引かせてしまいます。
なぜなら、そこには親のエゴイズムがあるから。
「早く」と思うのは、親の気持ちですよね。親が思う“利益”を優先し、親の気持ちを中心とした自己中心的な思考ですよね。そうした親のエゴイズムは確実に子供に伝わります。その伝達を受けて、子供は「親は自分のことしか考えていない」「親は自分の思い通りに子供を動かしたいだけだ」と思い、悲しくなり、やがて心を閉ざして何も話さなくなるのです。
子供が何も話さなくなると「子供が何を求めているか」がわからなくなり、親はどうサポートしていいかわかりません。親の考えでサポートすることはできますが、それは子供の求めに応じたサポートではないので効果がありません。それどころか、逆に子供の状態を悪化させる可能性が高くなります。
親が「子供の求めること」を知らないままにサポートすれば、そのサポートがずれているために、子供は「また親が自分の思い通りに子供のことを動かそうとしている」と思います。そうして親に対する不信感が募り、嫌悪感が増し、ますます心を閉ざし、ますます何も話さなくなり、親はどう対応していいかますます分からなくなり、不登校が長期化するのです。
これは、知識や経験が乏しい不登校専門家の助言にしたがった場合も同様です。上記のメカニズムがわかっていない“未熟な専門家”の言うとおりにした場合も子供の求めに応じたものではありませんから、前述と同じように子供が親に対する不信感や嫌悪感を強め、親子関係が崩壊し、不登校が長引くことになります。
ですから、不登校を早期解決したいなら、“早く”という気持ちを親の心から取り除いていったほうが良いでしょう。
「早期解決を望んでいるけれども“早く”とは思っていない状態」
矛盾するような表現ですが、このような精神状態に調整していくことが重要です。精神状態を調整する方法は無限にありますが、初心者向けの方法は「今のままでもいい理由を思いつく限り書くこと」です。あなたのお子さんは今のままでも十分に力があって、恵まれていることがたくさんあるはずです。健康な体、かわいい笑顔、生きる力……不登校であること以外に目を向けてみれば強みが山ほどあります。それを思い出して紙に書くだけで「今のままでもいい」と思えてきて、心が「早期解決を望んでいるけれども“早く”とは思っていない状態」に近づくはずです。(すると早期解決に成功する可能性がグンと高まるのです)
さらに具体的な細かい話をしましょう。
不登校の早期解決に成功する親御さんは、“早く”と思ってしまう親御さんとは“逆”のことをします(親の気持ちではなく子供の気持ちを優先した考え方をします)。
「この子は今、どうしたいんだろう?」
「この子が本当に望んでいることは、どんなことなんだろう?」
「この子は今どうしたいか、本当は何を望んでいるのか、自分でもよくわからないのかもしれない。ものすごく混乱しているのかもしれない」
「自分(親)もそういうことなかったかな?今どうしたいか、本当は何を望んでいるのか、自分でもよくわからなくなったこと、なかったかな?そのとき、どんな感覚だったかな?」
「今、この子の心に痛みがあるとしたら、それはどんなものだろう?」
「今、この子の目には日常がどんなふうに映っているんだろう?」
「今のこの子の体の感覚は、どんな感じかな?」
こういった質問を自分自身に投げかけて、思いついたことをメモしておきます。その上で子供とコミュニケーションをとるのです。
そうすると子供は、
「お母さん(お父さん)は自分の気持ちをわかろうとしてくれている」
「お母さん(お父さん)は自分の気持ちをわかってくれるかもしれない」
「お母さん(お父さん)に自分の気持ちを話しても大丈夫かも」
と思うようになり、親に自分の気持ち(本音)を話すようになります。
すると親は、子供のサポートがしやすくなります。子供の気持ちが見えているので、子供の求めに応じた的確なサポートができるようになり、結果的には早期解決に成功するんですね。
“早く”と望んでいない親御さんが、“早く”子供の不登校を解決してしまう!
という事実。
興味深いですよね(^-^)
もちろん、子供と会話するときに親が話してばかりだったら、子供は話さなくなります。子供の気持ちを優先して、子供の気持ちを中心としているのですから、会話する時も同じです。子供の話を優先して、子供の話を中心としましょう。そうして子供の話をよく聴きつづけることで、子供の気持ちがあらわになり、前述の通り、的確なサポートができるようになります。それが早期解決の特効薬となります。
不登校の早期解決を図ることは、小難しいことではありません。シンプルなことです。ただ、そのシンプルなことを継続できないため、多くの親御さんは不登校を長期化させてしまいます。その継続の難しさは予想以上のものですから、甘く考えないように気をつけましょう。上記に何度も何度も目を通して、無意識に浸透するほど自分のものにして、最大限活用することをオススメします。
ここでお伝えしたことが、今これを読んでいるあなたの力になることを信じています。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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