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『学校に戻れば不登校は解決』――そんな常識が、実は“危険な落とし穴”だったとしたら、あなたはどう思われますか?
多くの親御さんは、お子さんが学校に復帰しさえすれば不登校は終わると考えがちです。ところが、そこから新たなリスクが始まることがあります。不登校は、ただ元の状態に戻すだけでは足りず、再発しないための安定した土台づくりが欠かせないのです。
この記事では、不登校を「早期解決」するというゴールを大切にしながら、従来とは逆の発想でアプローチすることで、再発しない改善を目指すヒントをお伝えします。
たとえば、
「不登校の早期解決を成功させたいなら、“逆”をやることです。」
と聞くと驚かれるかもしれません。では、何をどのように“逆”にすれば良いのでしょうか?
その答えは、読み進めていくうちに明らかになります。
「早く解決したい」と思うほど、なぜか長引いてしまう――そんな逆説に気づいたとき、お子さんとあなたが笑顔で日々を過ごせる道が、ぐんと近づくはずです(^-^)
ほとんどの親御さんは、お子さんが不登校になると「できるだけ早く解決したい」と思うことでしょう。それは自然な感情です。しかし、皮肉なことに、その「早く」という焦燥感が、逆に不登校を長引かせることがあります。
なぜ「早く」が逆効果になるのか?
それは、「早く」と思う気持ちが、親側のエゴ(自分本位な都合)となって子供に伝わってしまうからです。
「私が安心したい」「周囲の目を気にしている」という親の思惑は、子供からすると「自分を理解しようとせず、コントロールしようとしている」ように映ります。
その結果、子供は心を閉ざし、「本音を話しても無駄だ」と感じてしまいます。親は子供が求めるサポートを見失い、的外れな対応を続け、子供はますます「わかってもらえない」と感じる――こうして不登校が深刻化していくのです。
ここで誤解しないでいただきたいのは、「早期解決」を目的地として定めること自体は問題ないという点です。ゴールとして「早めに解決できたらいいな」と思うことは自然です。
しかし、日常的な心持ちとして「早く、早く!」と焦り続けるのは危険です。
たとえば、イタリア旅行をイメージしてください。最終的にイタリアへ行くことがゴールでも、「早く着きたい」と焦りすぎると、荷造りは雑になり、心の余裕がなくなり、結果的に旅そのものが台無しになってしまうかもしれません。
不登校対応も同じです。ゴールは早期解決でいいのですが、「すぐに結果を!」という焦りを日常から手放すことで、逆にスムーズな道筋が開けます。
「どうやって“早く”を手放せばいいの?」という疑問があるかもしれません。その一歩として、「お子さんが今のままでも価値がある理由」を書き出すワークをおすすめします。
この子には健康な身体がある
この子には優しさや独特の感性がある
この子には笑顔や生きる力、人に喜びを与えるものがある
こうした不登校とは無関係の長所を再確認し、紙に書き出してみてください。
心理学的にも、自分の認識を言語化・視覚化する「認知再構成法」によって、思考は柔軟になります。
「この子は不登校のままでも価値がある」と実感できれば、「早く何とかしなきゃ」という焦燥感は和らぎます。
焦りが消えていくと、子供は「親は自分を急かしていない」と感じ、少しずつ心を開きます。本音を話してくれるようになれば、親は的確なサポートができるようになり、不登校の解決がスムーズに進みます。
実際、不登校支援の現場では、「早く」と思わない親のほうが、結果的に早期解決を果たすケースがしばしば見られます。この“逆説”はとても興味深いですよね(^-^)
「子供の気持ちを想像してください」と言われても、なかなか難しいかもしれません。
そこで、簡単に取り組めるワークがあります。
① 質問リストを作る
「この子は今、どんな気持ちだろう?」
「この子が本当に望んでいることは何だろう?」
「自分が子供の頃、同じ状況なら、何を求めたかな?」
「この子は今、混乱しているのかも。その混乱って、どんな感覚だろう?」
これらの問いをメモし、毎日数分考えてみてください。
② 週一回の短い対話タイム
週に一度、5分でもかまいません。「最近どう?」と声をかけてみる。その際、答えがなくても、「話さなくても大丈夫だよ」と受け止める雰囲気を大切にします。無理に引き出そうとしないことで、「ここは安心して声を出せる場所」だと子供に伝わります。
③ “わかっているつもり”を捨てる
「こうすればいいんでしょう?」という定型パターンを疑ってみてください。
「この子は今、自分でも気持ちが整理できないかもしれない」――そんな想像力は、他者の視点を獲得するうえで有効です(※注:Theory of Mind※)。新たな気づきが生まれれば、子供とのコミュニケーションが変わっていきます。
一般的な不登校関連の情報や記事では、「学校に行けるようになれば解決」と見なす傾向がありますが、それでは再発リスクが残ります。一度登校できるようになっても、また不安やプレッシャーが生まれれば、不登校が再発する可能性は十分にあります。
再発を防ぐには、「子供がいつでも本音を話せる関係」を維持することが鍵です。
行ける・行けないの二択ではなく、「行かなくても親は自分を価値ある存在として認めてくれる」と子供が感じられる環境こそ、長期的な安定を生み出します。
・週1回でもよいので、安心して話せる時間を用意する
・小さな進歩(子供が少しでも気持ちを表現した、表情が柔らいだ)をメモして親自身も成長を感じる
・お子さんが気軽に気持ちを書き込めるノートを用意して共有する
こうした仕組みで対話が当たり前になれば、万が一また不安が生まれても早めに対処でき、不登校が再発しにくい状態を築くことができます。
「わかっていても、なかなか続かない」「自分ひとりで実行・継続するのが難しい」という気持ちは自然です。
人間は新しい習慣を定着させるのが苦手で、元のパターンに戻りがちだからです。
カレンダーやスマホリマインダーで対話タイムをセットしたり、毎日少しずつメモを取るなど、物理的なサポートも試してみてください。それでも難しい場合には、コーチや専門家など、外部のサポートを活用することも一つの手です。
「再発しない不登校改善」という新しい視点で取り組むには、具体的なアドバイスや継続的なフォローが心強い味方になります。
SIAPROJECTの不登校支援「ひふみ〜よ」は、2008年からの実績を持ち、数多くの親御さんが効果を実感しているサポートです。
特に注目すべきは、指導者の木村優一が不登校経験者であること。不登校特有の心理を深く理解し、「子供の本音を引き出すには?」「再発しない環境づくりには?」といった疑問に、現実的なアドバイスをしてくれます。
「ひふみ〜よ」は、単に「学校に行けました、終わり」ではなく、「その後も子供が自分の気持ちを調整できる」「親子で悩みが再発しない環境を整える」ことを重視します。
これまで理解できなかった子供の内面に光が当たり、親子の対話が続くことで、不登校に振り回されない日常が築かれていくでしょう。
不登校が再発しない環境を整える発想は、他の記事や支援ではなかなか得られない新しい視点かもしれません。「ひふみ〜よ」を利用することで、焦りを手放し、子供としっかり向き合いつつ、安心できる対話の土台を築くことができます。
不登校改善には、「早く」という焦りを捨て、逆に「焦らず理解しよう」とする発想が効果的であること、そして一度解決に近づいても再発しないための視点が不可欠であることをお伝えしてきました。
この記事で紹介した逆説的なアプローチ、子供視点を育むワーク、再発防止を見据えた考え方、そして「ひふみ〜よ」のようなサポートは、きっとお子さんとあなたが不登校の不安に振り回されない未来を築く助けになるでしょう。
焦らず、少しずつ。
このプロセスの先には、安定した日常と、親子の信頼関係が息づく豊かな時間が待っています(^-^)
執筆:SIAPROJECT
SIA PROJECTでは無料のサポートも行なっています。無料サポートは、3つのメール配信を通して行ないます。メールで配信される内容は有料サポートとはまったく異なりますが、この無料サポートだけで不登校改善に成功した親御さんもいますので、ぜひとも有効活用していただけたらと思います。⇒詳細はこちら
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