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小学生の不登校に親はどう対応したらいいのか?【5つの簡単なポイント】

 

子供が小学生で不登校になった場合、「子供が小学生だからこそ、特に気をつけたほうがいいポイント」がいくつかあります。

 

「本当に効果的な不登校対応」の本質的なところは子供の年齢に関係なく共通しているものですが、だからと言ってすべてが同じではありません。中学生や高校生の不登校対応とは少し異なる、独特のポイントと言えるものもいくつかありますので、それを頭に入れておく必要があります。

 

そのポイントを頭に入れているかどうかでサポートの効果はまるで違ったものとなり、子供の未来も大きく変わってきますから、まずは子供をサポートする側の大人たち(特に親)が「小学生不登校対応のポイント」を頭に入れることを心がけましょう。

 

ここで注意点を一つ。頭に入れるポイントは、しっかりとした実績のあるプロがお伝えするポイントに限定することをおすすめします。素人が発信している情報や素人同然の専門家が伝えている情報に惑わされると、子供の未来が狂ってしまうリスクが高まります。子供の明るい未来のために、間違った情報を頭に入れないように気をつけましょう。

 

これから、不登校改善実績が抜群に豊富な支援機関「SIAPROJECT」の代表である私(木村優一)が「子供が小学生の時点で不登校になった場合における不登校対応のポイント」について、特に気をつけていただきたいことを「簡単な5つのポイント」としてお伝えします。

 

前述のとおり、「根本からの不登校改善方法」は子供の年齢にかかわらず共通していますので、その点を意識しながら読み進めてください。重要なのは「根本からの不登校改善」のほうで、それに付け足すものとして「小学生を相手とした不登校対応で特に気をつけたほうがいいこと」がありますから、その位置づけを忘れないように気をつけましょう。

 

ここでお伝えすることは、あくまでも“追加”としてです。「根本からの不登校改善(※)」に付け加える形で「子供が小学生の場合に特に気をつけたほうがいいポイント」を考慮することが大切である点を忘れないようにして、そのことを意識しながら読み進めると効果的です。 

 

※根本からの不登校改善方法について詳しく知りたい方は、SIAPROJECTのホームページを隅々までご覧ください。非常に重要な内容を無料で公開していますので、 じっくりと読むことをおすすめします。

 

それでは、小学生の不登校対応に関して「5つの簡単なポイント」をお伝えしていきます。

 

 

<目次>

 

【ポイント1】大人を相手にするように対応する

【ポイント2】最高レベルの慎重さを伴う

【ポイント3】部分的な影響力でチャンスを活かす

【ポイント4】人間教育としての基本的なしつけを怠らない

【ポイント5】不登校が再発しないように“逆算”してサポートする

 
 

大人を相手にするように対応する

 

小学生は見た目が小さいので、親は(意識的または無意識的に)幼い子供を相手にするように不登校対応してしまうものですが、そこにリスクが生じるので要注意です。子供扱いしながら不登校対応しているとすべての歯車が狂い、不登校悪化が急速に進んでいくリスクが高いでしょう。このことは大半の親御さんが理解していないことなので、本当に気をつけてください。

 

理解を深めていただくために、極端な想像をしてみましょう。

 

例えば、ここに一人の立派な大人がいたとします。社会的にも成功していて、内面的にも成熟していて、立派な大人として生きている人が一人いたとします(仮にその人をAさんとします)。このAさんに対して、誰かが子供扱いするような関わり方をしていたら、Aさんはどう思うでしょうか? 誰かが幼い子供を相手にするように赤ちゃん言葉でAさんに話しかけたら、Aさんはどう思うでしょう? 誰かがAさんに対して「まだ子供だから何もわからないよね」と思いながら、その気持ちがあらわれた目や表情で話したり話を聞いたりしていたら、Aさんはどう思うでしょう?

 

おそらく、Aさんは不快になりますよね。「どうして子供扱いされるんだ?」と疑問に思い、「なんだか嫌だなぁ」と思い、コミュニケーションを避けたくなるでしょう。そうして「逃げたくなる気持ち」が生じるとともに、自分を子供扱いしてくる相手を“変人”とみなす可能性もあります。「この人は変な人だなぁ」と感じれば、その後、まともにコミュニケーションをとろうとは思わないでしょうし、相手(変人)から何か助言されてもそれを聞こうとは思いません。

 

ここまで極端ではありませんが、小学生で不登校になる子供も似たような状態にあります。今の自分にふさわしくない関わり方をされることで、不快になり、コミュニケーションを避けたくなり、心を閉ざしてしまい、アドバイスを聞かなくなるのです。特に相手が親の場合、その傾向は顕著です。一番自分のことをわかってもらいたい相手である親が自分のことをまったく分かってくれてないように感じるとき、そのショックや孤独感で急速に心を閉ざしてしまいます。親が子供のサポートをしようとがんばるたびに親子で衝突し、ケンカになってしまうのも、そのあらわれです。すべてのサポートが子供のなかで「不快」に変換されるので、サポートがサポートにならず、悪影響にしかならないのです。

 

「うちの子供は中身もまだまだ幼いと思う」と考えている親御さんも油断しないでください。基本的に「小学生の段階で不登校になる子供は早熟である可能性が高い」と思っておいたほうがいいでしょう。中学生や高校生と違って、まだまだ知識や経験が少ないはずの小学生の時点で不登校を選択できるのは普通ではありません。良い意味で思考がするどく、それでいて柔軟で、まるで大人のように意思決定できる能力があります。少なくともその点では早熟であり、進んだ力を持っていますから、その点を考慮して、子供扱いせずに不登校対応することが重要なポイントとなります。

 

小学生の不登校対応で成功したいなら、子供の早熟性を考慮した上で不登校対応したほうがいいでしょう。ちょっと極端なぐらいに心がけるとちょうどいいかもしれません。大人を相手にするように対応していくことで「ちょうどいい的確な対応」になる親御さんが多いようです。

 

子供扱いしない不登校対応に関して、具体的に何をどうしたらいいのかは説明しだしたらキリがありません。例えば、小学生で不登校になる子供の多くは親よりもずっと進んだ発想をしているものなので、そこに注目しながら“子供から学ぶ気持ちで”話を聴いていくのもいいでしょう。もちろん、ある面では発達が遅れている面もあるでしょうから、そこはバランスに気をつけて。極端に大人扱いすることは避けながら(でも同時に大人として見る気持ちも持ちながら)話を聴いていくとバランスよく聴けていきます。あくまでも一例ですが、そのようにして「子供扱いしないこと」を心がけていくと「効果的な小学生不登校対応」が機能するようになります。

 

 

最高レベルの慎重さを伴う

 

不登校を年齢の違いでカテゴライズすると大きく分けて3つです。

 

小学生の不登校

中学生の不登校

高校生の不登校

 

もちろん、大学生の不登校もありますし、幼稚園における不登園もありますが、主に話題になるのは上記の3つでしょう。

 

この3つのなかで、どの不登校が最も緊急性が高く、最高レベルの慎重さが求められるか?そのことを考えたときに「中学生の不登校」や「高校生の不登校」をイメージする親御さんが多いかもしれませんが、ある観点では「小学生の不登校」が最も緊急性が高く、最高レベルの慎重さが求められます。

 

たしかに、高校生は大学受験間近で今後の人生を大きく左右する重要な時期に思えるため、緊急で慎重に対応しなければならないように感じますし、子供が中学生の場合も今後の高校受験や大学進学を考えるとのんびりしていられません。そのことを考えると、緊急度が高く対応に慎重さを要すると思う気持ちもわかります。

 

ただ、そういった緊急性や慎重さとは別の、もっと深刻な緊急性とそこに求められる慎重さがあることを小学生の不登校対応では意識しておいたほうがいいでしょう。

 

ここで1つ、質問します。

 

Q. 小学生・中学生・高校生の視野の違いをイメージしたことがありますか?

 

即座に答えられた人もいれば、質問の意味さえよくわからない人もいるはずです。どちらでも問題ありません。この質問で感じたことをなんとなくでもいいので頭に置きながら、この先を読み進めてください。

 

ここでは話をわかりやすくするために、不登校を一種の“逃避”とみなして説明します。学校から逃げる、学校の不自由さから逃げる、学校で起きた何か(いじめなど)から逃げる……など、何らかの形で逃避した結果が不登校だとしたら、その逃避前にはリスクが生じていたはずです。学校の不自由さに耐えきれないほどの苦痛を感じていたなら、そのストレスで心と体を壊すリスクがあったでしょうし、いじめで暴力を受けていたならケガをするリスクがあったでしょう。いじめの場合には殺されるリスクだってゼロではありませんし、いじめに負けず凶器などを使って反撃すれば犯罪者になってしまうリスクもあります。そうしたリスクを避けるために“逃避”として不登校を選択するケースが、実は多いんですよね。(子供はそういった生々しい話を誰にもしませんので、親がそうした事実を知ることになるのは早くても20年後くらいだと思っていてください)

 

さて、ここで“逃避”について考えてみてください。小学生・中学生・高校生の視野の違いをイメージしながら「小学生が“逃避”の手段として不登校を選ぶ場合、どんな状況なのか?」と考えてみてください。ここでピンとくる親御さんもいるはずです。

 

中学生や高校生で不登校になるケースと違って、小学生が不登校になる場合、世界に対する視野が狭い段階での逃避なので、ある観点では中学生や高校生よりも緊急度が高い状況に陥っている可能性が高い

 

そう思った方もいるはずです。

 

そうなんですよね。一般的に、小学生は中学生や高校生よりも知識や経験が乏しく、世界が狭く見えています。中学生や高校生になれば、小学生の頃よりも知識や経験が増え、世界に対する視野がある程度広がっているため、不登校の選択が小学生の頃よりもしやすいのが通常ですが(※)、小学生はそうではありません。まだまだ狭い視野で生きていて(限られた知識と経験で生きていて)不登校になる選択がしづらいはずなのです。それなのに不登校を選択したということは、相当、追いつめられている可能性があります。だからこそ、その点を考慮して最高レベルの慎重さで対応していくことが小学生への不登校対応では求められるのです。

 

※不登校選択が容易になる例:中学生や高校生になると知識や経験が増えて「世の中には不登校を選択している人がたくさんいるのでそれも生き方の1つだ」「学歴がなくても立派に社会人として生きている人が大勢いるから不登校でも大丈夫かもしれない」などと思いやすい→不登校を選択しやすい

 

小学生の不登校対応ではまだまだ先が長い気がして、ある側面では余裕があります。もちろん、「まだ小学生なのに不登校になってしまった!!」とショックを受ける気持ちも親御さんのなかにあると思いますが、それとは違う側面で余裕があって、のんびりサポートしてしまう親御さんが多いのです。(実際、小学生の不登校対応を甘く考えたことが原因で中学生や高校生になったときに不登校が再発してあわててSIAPROJECTのサポートに申し込んでいる親御さんがたくさんいます)

 

そうしてマイナスに作用している余裕があるとともに、基本的に「まだ小学生だから」という意識で子供扱いしている気持ちも手伝って、どうしても“最高レベルの慎重さ”を伴うことができません。緊急度が高い状況に陥っている可能性を考慮せず、中途半端な不登校対応をつづけてしまう親御さんがほとんどです。

 

ですから、小学生の子供に対する不登校対応をがんばっている親御さんは、「ある側面では中学生や高校生の不登校より緊急度が高いこと」を意識し、ものすごく慎重にサポートしていくといいでしょう。

 

・ちょっとした顔色の変化も見逃さないようにする

・子供の話をいいかげんに聞かない

・子供の友達が子供に関して話してくれることをしっかりと聞く

・子供の性格を決めつけることをやめる

・親の個人的な感情をぶつけないように極力気をつける

・中途半端な知識で子供に適当なことを言わない

・父親と母親(夫婦間)の問題をささいなことでも放置しない

・子供の考えを単純に子供扱いしない

・子供のストレス“全体”を察知するように心がけてストレスが過剰にならないように気をつける

 

……など、できることはいくらでもあるはずです。そうしたことをコツコツとつづけていける親御さんはみなさん不登校改善に成功していますし、地道につづけられない親御さんはみなさん失敗しています。

 

補足しておきますが、「子供のストレス全体を察知するように心がけてストレスが過剰にならないように気をつける」とは簡単なことです。

 

例えば、親が子供にお手伝いをさせるとき、通常ならばお手伝いを頼むだけでいいですし、お手伝いをしてくれないようならケンカしてもいいでしょう。子供がお手伝いをすることは良いことですし、その子の心と体を育てます。

 

けれども、子供の心の全体が不登校前に蓄積されたストレスでいっぱいになっていたり、不登校後に親や先生から追いつめられることで過剰にストレスを感じていたりするなら、そこに「お手伝いをすることのストレス」を加えることは危険かもしれません。そのお手伝いのストレスが風船を一突きする針のような役割になり、その子の怒りや悲しみを爆発させるリスクがあります。怒り狂ったり悲しみで泣きわめいたりすることはストレス解消になると思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。一時的にスカッとしたように錯覚することはあっても、根本からの解消にはならず、むしろ怒りや悲しみが増幅するリスクさえあります。

 

ですから、親は子供の心全体を感じるように心がけて、今の子供のストレス全体はどれほどなのかをある程度察知しながら「加えるストレスの度合い」を調整していくといいでしょう。お手伝いを頼みたいなら、子供のストレス全体が下がっているときに頼めばいいのです。「半年前にはお手伝いをどれだけ頼んでもやってくれなかったのに、半年たった今では自分からお手伝いをするようになった」といったようなことが起きるのは、その子のストレス全体が変動しているからなのです。

 

小学生の不登校対応における重要なポイント、見えてきましたか?

 

誤解しないでいただきたいのですが、「小学生の不登校は危険だ」と言っているわけではありません。過剰に不安視することを勧めているわけでもありません。あくまでも“可能性”を意識することの重要性をお伝えしているだけですし、最高レベルの慎重さを伴ってサポートすることで子供に明るい未来がやってくることをお伝えしているだけです。

 

希望が十分にあることを認識しましょう!

 

 

 

部分的な影響力でチャンスを活かす

 

子供が小学生の段階で不登校になった場合、親は「“無理やり”が効いてしまうことのリスク」を考慮したほうがいいでしょう。

 

通常、子供が小学生の段階では親の影響力がまだまだ通用するケースが多いので、親としてはどうしてもその影響力を使いたくなり、影響力の強さで強引に子供を学校に行かせてしまうものです。それで実際に学校に行けるようになると一見成功したように思えますが、長い目で見た時には大失敗となるので注意してください。小学生の段階で無理やり学校に行かせたことが原因で中学生や高校生で不登校が再発し、その後ずっと不登校から抜け出せなくなるケースが驚くほど多いものなのです。 

 

子供が小学生の段階で親の影響力が強い理由は、なんとなくわかることでしょう。基本的には小学生の子供はまだまだ幼い子供。不登校の子供には早熟な面があると言っても、まだまだ幼い部分もあり親の影響力が強く効く可能性が十分にあります。もちろん、知識や経験が少ないために親の言っていることがあまり理解できなかったりする面もあるでしょうから、その面では親の影響力が強いとは言えません。その面では影響が到達しづらいので影響力低めです。ただ、親の言動を素直に吸収する面ではまだまだ柔軟かつスムーズで、その面では影響力が強い可能性が高いものです。その面での影響力の強さに不登校対応上のリスクとチャンスがあることを親が認識することが大切です。

 

前述のとおり、リスクは「“無理やり”が効いてしまうことのリスク」です。小学生の不登校対応の場合、親が無理やり学校に行かせようとして成功することがあるでしょう。あくまでも一時的なものですが、子供が学校に行くようになることがあります。しかし、それは表面的な改善に過ぎず、一時的に良くなったように“見える”だけですから、根本的な解決にはなっていません。むしろ、子供の心のなかには親に対する恨みのようなものが残り、その恨みがだんだんと膨れ上がって中学生や高校生になったときに不登校再発として出てきます。

 

小学生の頃に俺(私)の気持ちを何も聞いてくれなかった!お父さんもお母さんも無理やり俺(私)を学校に行かせた!あのことでどれだけ傷ついたか、分かっていないでしょ?あのとき俺(私)が味わった地獄を知らないでしょ?もう一生学校は行かないし、就職もしない。お父さんとお母さんが死んだらホームレスになってどこかで野垂れ死ぬ!」

 

こんなことを言う中学生や高校生の不登校の子供って多いんですよね。泣きわめきながら、悲しみと怒りでいっぱいになりながら、親に対する恨みをぶちまけ、感情を爆発させます。こうした事態になってはじめて「再発リスクなしの不登校脱出」がどれほど重要かわかり、SIAPROJECTに泣きついてくる親御さんがたくさんいます。子供が小学生で不登校になった段階で「再発リスクなしの不登校脱出」に向けての本物の不登校改善に取り組み始めればそんなことにならないのですが、多くの親御さんは甘く考えてしまうのです。まずは自己流でなんとかしようと考えてしまうと、そのことが結果的に子供の人生を大きく狂わせてしまいますので本当に注意してください。

 

こうしてリスクが存在することも確かですが、それと同時にチャンスがあるのも小学生不登校対応の特徴です。ある面では親の影響力が強いのですから、その影響力を“適度”に“上手”に使えば不登校脱出につなげることが可能なのです。例えば、学校に行くことはものすごく拒絶していても、家事の手伝いにはそれほどの拒絶感がない子供の場合、親の影響力を生かして家事の手伝いをさせてもいいでしょう。ちょっと強引かな?と思えるアプローチのしかたでも、子供が小学生の段階ならサポートとして成立する可能性があります。お手伝いをすることは心をたるませない効果もありますし、体の動きを止めない効果もありますから、それは不登校脱出に向かうきっかけとなってもおかしくありません。

 

もちろん、家事の手伝いをすることがダイレクトに不登校脱出に結びつくとは限りませんが、ドミノ倒しのようにして大きなゴールにつながることは十分に考えられます。スタートは「家事の手伝い」という些細なものであっても、それが連鎖的にさまざまなことに影響し、その影響の掛け算で不登校脱出に成功することはよくあることなのです。そのあたりのプロセスは「不登校対応で成功している親御さんとの情報共有」でリアルに見えてくるものですから、一つの記事でお伝えすることはできません。ご興味のある方は、ひふみ〜よのサポートに含まれる「会員さん同士の情報共有」をご活用ください。

 

前述した例はあくまでも1つの例で、どこで「部分的な親の影響力」を上手に使っていくかはその親御さん自身の判断にゆだねられます。子供をよく観察していて、子供の話をよく聴いていれば、何に関して「部分的な親の影響力」を使っていけばいいか判断できるでしょう。前述のように、学校に行くことに関してはものすごく拒絶感があっても家事の手伝いに関してはそれほど拒絶感がない子供もいるでしょうし、学校に行くことも家事の手伝いをすることもものすごく拒絶感があるけれども父親の仕事の手伝いならそれほど拒絶感がない子供もいるでしょう。その子が拒絶感を感じる度合いは分野によって異なりますから、そこを色分けして認識しておくことが親に求められることです。

 

 

 

人間教育としての基本的なしつけを怠らない

 

不登校対応をがんばっているうちに「何をしたほうが良くて何をしないほうがいいのか」がよくわからなくなり、甘やかしすぎてしまう方向に傾く親御さんが出てきます。……と言うより、そういう親御さんがほとんどと言ってもいいくらいです。

 

子供が不登校になった直後に厳しくしすぎてしまう

それからしばらくして厳しくしすぎたことを反省し、今度は甘やかしすぎてしまう

甘やかしすぎることが原因で不登校が長引く 

 

このパターンに陥ってしまうケースがほとんどと言ってもいいでしょう。ですから、このパターンに陥らないことが不登校改善の重要なポイントとなります。特に子供が小学生の場合、このパターンに陥ってしまうとその後に不登校が長引くリスクが急速に膨れ上がってしまいますから、中学生や高校生での不登校対応以上に気をつけることが必要です。

 

不登校改善に取り組む過程で、途中、甘やかしすぎている可能性を感じたら、「基本的なしつけを怠っていないか?」と自分自身に問いかけてみましょう。

 

・挨拶をする

・ありがとうとごめんなさいを言う

・暴力をふるわない

・他人の気持ちを考えて行動する

・ゴミのポイ捨てをしない

・お金を大事にする

 

……など。このような「人として大事な基本的なこと」は、しっかりと教育しつづける必要があります。まだ小学生の段階なら基本的なしつけがやりやすいはずなので、その点を放棄しないことが非常に重要です。小学生の不登校の時点で基本的なしつけを怠っていると、子供は小学生の段階から精神が堕落し、そのことが積み重なって中学生や高校生以降の不登校再発に結びついてしまうので本当に気をつけてください。

 

ときどき、親御さん自身が人として基本的なことができていないケースがあるのですが、それは問題外です。不登校対応以前にその親御さん自身の生き方を見直したほうがいいでしょう。

 

・まともに挨拶ができない

・ありがとうとごめんなさいが素直に言えない

・暴力をふるったり暴言を吐いたりする

・自己中心的な考えで行動する

・ゴミのポイ捨てをする

・お金を大事にしない

 

上記はあくまでも一例ですが、このように何らかの形で「人間として基本的なこと」ができていない親御さんは、不登校改善を望む資格がありません。人として社会の善良さから外れるようなことをしているなら、それを見て育つ子供も社会の善良さから外れる方向に向かうでしょう。その子に親を反面教師にするようなエネルギーがあれば大丈夫かもしれませんが、不登校になっている時点でエネルギーダウンしているなら、親の悪い傾向をコピーする可能性がかなり高いはずです。子供は親の鏡。そう考えるなら、まずは親御さん自身が「人間として基本的なこと」ができるように変化していったほうがいいでしょう。それは不登校対応の一つとして、絶対に行なったほうがいいことです。

 

ここまで読み、「不登校対応を進めながらも、基本的なしつけまで上手にできるコツ」が見えてきた人も多いのではないでしょうか。

 

そのポイントはシンプル。

 

「甘さも厳しさも両方が重要であることを意識した上で、まずは親自身が『人として大事な基本的なこと』をしっかりとできるようになる」

 

まずは、これだけです。これができるようになるだけでも不登校対応が根本から変わり、子供の力になりやすくなります。ただし、これだけでは十分とは言えません。ここからさらに調整が必要となります。その調整とは次の2点です。

 

調整1:正しさを押しつけてくるような「プレッシャーが強い親」にならないようにする

調整2:人として大事な基本的なことを子供に“自然”に伝えられるようになる

 

この2つの調整ができれば、不登校対応を進めながらも基本的なしつけまで上手にでき、不登校が長引くリスクを避けることができるでしょう。 

 

まずは調整1について説明します。想像してみてください。次のような親がいたら、子供はちょっとプレッシャーに感じると思いませんか?

 

・どんな場面でも周囲を気にせず、恥ずかしがらず、大きな声でハキハキと挨拶をする

・ほんの少し悪ふざけして楽しんでいるだけなのに「そんなことをしてはダメだ!」と言う

・1円でも無駄遣いしないようにお金の使い方に細かく指摘する

 

どれも正しいことだと思うのですが、ちょっと“正しすぎ”て子供はプレッシャーに感じるかもしれません。そうなると、子供はそのプレッシャーに反発するかのように、逆の方向に向かう可能性が高まります。「親は堅苦しい、ああいう生き方は窮屈だ」と感じ、逆に「正しくないこと」がしたくなるのです。

 

・挨拶をしたほうがいいと思っていても、わざと挨拶をしなくなる

・今まで以上に悪ふざけして楽しむようになる

・自分でもよくわからないうちに無駄遣いを増やしてしまう

 

子供はこんな状態になります。こうなってしまうと、子供に何度言っても言うことを聞かず、「人として大事な基本的なこと」を教えることが難しくなりますから、そうならないための調整が必要なのです。

 

基本的には、親のダメな部分を適度に見せていくといいでしょう。親も不完全であることを認め、そのことをありのままに子供に見せ、「不完全であるけれどもより良い生き方をするように心がけている姿勢」を見せていけばいいのです。その調整ができると、子供が感じていたプレッシャーがやわらぎ、親は子供に「人として大事な基本的なこと」を教えやすくなり、基本的なしつけができるようになります。

 

そこに調整2も加えると、さらに効果的でしょう。人として大事な基本的なことを教えるとき、不自然な伝達を自然な伝達に変えるのです。

 

不自然な伝達。これは子供が小学生の段階でよくやってしまうことなのですが、親は子供に「人として大事な基本的なこと」を教えるとき、不自然になってしまうことがあります。余計な感情を交えずに普通に教えればいいところを、妙に怒りっぽい口調で言ってしまったり、妙に子供扱いするように上から目線で伝えてしまったりするのです。そうした不自然さがしつけを機能させなくなるので、そこを調整するといいでしょう。大人を相手にするイメージで自然に伝えてみたり、発言する前にひと呼吸置いてから伝えるようにしてみたり……いろいろと工夫してみてください。あくまでも自然に、普通に伝えることを心がければ大丈夫です。 

 

さて、ここからさらに重要なお話に入ります。ここからのお話は「SIAPROJECTが特に推奨しているしつけ」についてです。

 

シンプルにお伝えしましょう。今これを読んでいるみなさんにしつけの一環として意識していただきたいことが「言語表現の選択」です。

 

子供が小学生の段階ではまだまだ親の影響を強く(ストレートに)受けることが通常ですから、親がどんな言語表現をするかはものすごく子供に影響を与えます。今後の子供の人生に強烈なインパクトを残す、といってもいいくらいの時期です。ですから、親が汚い言葉遣いをしていたり、ネガティブに偏った言語表現がクセになっていたりすると、子供もそれを普通にマネするようになり、その後の人生でずっとその言語表現を続けていき、その言語表現のデメリットで人生にダメージを受け、不登校や不登校に似た状態から抜け出せなくなるリスクが高まります。 ですから、親が「言語表現の選択」に十分に注意することが小学生の不登校対応ではかなり重要なのです。

 

具体的には、例えば「体を壊さないように気をつけてね」という言語表現を親がする場合、ネガティブ色の濃い表現をしていると言えます。この表現だと「体を壊す」のイメージが心に強く影響を与えるので、理想的とは言えません。「体を壊さない」と表現していても脳は否定形の認識が弱く「〜ない」の部分を省いてキャッチしますから、「体を壊す」のイメージのほうが強くなってしまい、ネガティブな影響を受けてしまうのです。それは、言ったほうも聞くほうもです。

 

ですから、健康を気遣う発言をしたいなら、「壊さない」を省いて「体に気をつけてね」とだけ伝えるほうがいいでしょうし、ちょっと変わった表現ですが「いい体の調子でいられるように気をつけてね」と伝えてもいいでしょう。手紙やメールで伝える場合なら「あなたがいつも元気でいることを祈ってるよ」と伝えるのもいいと思います。

 

もちろんこれもバランスの問題で、いつもポジティブな表現で伝えればいいわけではありません。子供の状態によってはネガティブな言葉をかけてもらったほうが元気になることもあります。そのあたりの細かい判断は“スキル”ですから、トレーニングで身につけていくしかありません。 マニュアルのようなものがあったとしても、それを使いこなせるかどうかは判断力にかかってきますから、その判断力を鍛えるためのトレーニングが不可欠なのです。そういった理由もあって、SIAPROJECTのサポートではトレーニングを中心としています。

 

基本的なしつけを怠らないことの重要性、不登校対応を進めながらも基本的なしつけまで上手にできるコツ、そのコツに加えたほうがいい調整、しつけを幅広くとらえることの劇的な効果……など、いろいろと盛りこみました。いちどですべてを理解し活用することは難しいでしょうから、理解できるまで(上手に活用できるまで)何度も繰り返し読むことをお勧めします。

 

 

不登校が再発しないように“逆算”してサポートする

 

目次を読み、「不登校が再発しないように“逆算”してサポートする」という言葉に惹かれ、ここから読み始めている人もいるかもしれません。

 

気持ちはよくわかります。新しいことや良さそうなことが書かれてあるところから読みたくなるものですよね(笑)。ただ、この記事に関しては順序を重視してください。ここから読むのではなく、記事の最初から順序通りに読むことをお勧めします。前の記述が土台となって後の記述の理解が成立する面もあるので、そのために順序通りに読んでいただきたいのです。

 

さて、本題に入りましょう。

 

何度も強調していることですが、小学生の子供を相手とした不登校対応では「どのようにして再発を未然に防ぐか」が非常に重要なポイントとなります。不安をあおるようなことは言いたくありませんが「普通の対応をしていたらほぼ確実に再発する」くらいに思っておいたほうがいいでしょう。小学生の不登校に関するサポートは甘いものではありませんので、再発リスクを最大限まで考慮して「再発の芽を摘むような不登校対応」を行なう必要があります。

 

再発の芽を摘むためのシンプルな秘訣として「逆算によるサポート決定」があります。中学生や高校生で不登校が再発しないように“逆算”してサポートを決めるのです。その秘訣について、ちょっとしたクイズを交えながら具体的に説明しましょう。

 

秘訣を理解するために、まずは、中学生の発言例を読んでみてください。(小学生の発言例ではありません。中学生の発言例です)

 

例えばですが、中学生になったときにこんなことを言う子供もいます。

 

小学生で不登校になった頃、お母さんが俺(私)の話を聴いてくれなかったからずっとストレスだった。そのストレスがたまりにたまって中学に入ってから限界がきた。だからはっきり言うけど、俺(私)がまた中学で不登校になったのはお母さんのせいでもある。人のせいにするのは違うと思うけど、原因の1つとしてお母さんのあの頃の(小学生だった頃の)関わり方に問題があると思う。ほんと最悪だよ……」 

 

号泣しながらこういう気持ちを打ち明ける子供って多いんですよね。

 

さて、ここでクイズです。

 

Q. 前述の例の子供の発言を“事前”にイメージできたとします。子供が小学生の時点で「この子が中学生になったらこういうことを言うかもしれない」とイメージできたとします。そのイメージができていたとしたら、不登校対応でどんなメリットがあるでしょうか?

 

A. (答えてみてください)

 

答えを考えようとしたときに思考が止まった方や、答えを考えずに先を読もうとしている方は、不登校対応力がほぼゼロです。その「思考停止の習慣」や「答えを誰かに求める依存的な態度」が不登校対応を無効にしていて、それによって子供の不登校が悪化に向かうばかりなのです。そういった点を考慮して意図的にクイズ形式にした点をご理解いただけると幸いです。(※)

 

※本題から離れますのでここでは詳しく説明しませんが、思考停止の習慣や依存姿勢を改善し、不登校対応力を急速に大幅に向上させていくのが「ひふみ〜よ(特にMiracleMail)」で、そのための仕掛けを無数に構築できるのが本物の不登校支援専門家です。親が柔軟かつスピーディーに思考を働かせ、効果的な不登校改善アイデアが次々と頭に浮かぶようになり、自分自身で最善の判断ができる形で子供の不登校支援ができるようになったら……子供の状態があっという間に良くなることがよくわかるはずです。

 

きっと、前述のクイズに対する答えは人それぞれでしょう。ただし、その答えの本質はおおむね共通しているはずです。

 

子供が小学生の時点で気をつけておいたほうがいいことがわかる、というメリットがある」

 

そう考えた方が多いのではないでしょうか。

 

そのとおりですよね。前述の例のような発言を子供が中学生になったときにするかもしれないと思えていたら、“そうならないための方法”が見えてきます。子供が小学生の時点で気をつけておいたほうがいいことも明確化します。それがわかれば、“あとはやるだけ”になります。

 

前述の例は、特にわかりやすいですよね。(わかりやすい例を意図的に書きました)

 

中学生になった子供が、

 

「小学生で不登校になった頃、お母さんが俺(私)の話を聴いてくれなかったからずっとストレスだった……」

 

と言っているのですから、それが事前に(子供が小学生の時点で)イメージできていれば、子供の話をしっかりと聴こうとするでしょう。子供との関わり方が慎重になるでしょう。そうして未来のリスクを避けることができ、中学生での不登校再発を防げるはずです。

 

もちろん、これはあくまでも1つの例ですが、このように未来で起きることをイメージし、そこから逆算する形で今の対応を決めていくと、不登校再発を防ぐ形での最高の不登校対応ができるのです。

 

頭を柔らかく柔らかくして、中学生になった我が子や高校生になった我が子の発言や行動を想像してみましょう。その想像からさかのぼるようにして現在を認識し、「今の時点でやっておいたほうがいいことは何か?」と考えてみるのです。

 

もちろん、アイデアがひらめいたら即実行です。それが正解だと思いこむのではなく、“仮説”のようなものとして(試しにやってみる感覚で)実行しましょう。ここが重要なポイントです。正解が分かったつもりになったらそれはリスクですから、リスクにならないように試しにやってみる感覚で実行することがうまくいくコツなのです。

 

「未来の想像から逆算してこれをやっておいたほうがいいと思ったけど、実際にやってみたらデメリットのほうが大きい気がしたから、やっぱりやめておこう」

 

と判断することがあるのも当然です。そのあたりの柔軟性を保てるかどうかも、不登校改善が成功するかどうかに強く影響するのです。 

 

 

以上、小学生の不登校対応に関して「5つの簡単なポイント」をお伝えしました。

 

子供が小学生の場合、不登校対応を甘く考えがちな親御さんも多いのですが、ここまで読んでお分かりのとおり、甘いものではありません。 いろいろとシビアに判断したほうがいい面もありますので、親御さんは意識を高めて不登校対応に取り組んだほうがいいでしょう。

 

と同時に、大いに希望も持ってください。小学生の不登校対応では、子供が小学生だからこそスムーズにサポートできる側面もあり、それは大きなチャンスです。 中学生や高校生になったら失われるチャンスも小学生の時点ではまだ残っている可能性が高いので、そのチャンスを存分に活かして不登校対応に取り組むことです。 チャンスが何か、頭に思い浮かばない方はもう一度記事を最初から読み直してみましょう。

 

不登校は、まわりの大人たちがサポートのしかたを間違えなければ自然となおっていくものです。特に一緒に住んでいる大人たち(両親、祖父母など)が正しいサポートのしかたを知り、必要な改善にコツコツと取り組んでいけば、必ず良くなります。

 

未来は明るいので、“楽しく”サポートしていきましょう。

 
 

 

執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一

 

 

 

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