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「子供が不登校を抜け出すためのポイント」を5つお伝えします。
これらの5つのポイントを頭に入れ、1から5へとステップを踏むようにして改善を進めていくと“脱不登校”の可能性を高めることができます。
ほとんどの親御さんは、子供が不登校になると怖くなるはずです。
「この子はどうなってしまうんだろう…… これから普通に生きていけるのだろうか…… 普通の大人になれるのだろうか…… 一生引きこもったままになるのでは…… 私たち親が死んだら生きていけないのでは……」
さまざまな不安が湧き上がり、恐れで身動きがとれなくなる感覚になってしまうでしょう。
その“恐れ”を上手に手放していくことが脱不登校のポイントとなります。子供の恐れではなく、親の恐れ(その子をサポートしようと思っている人自身の恐れ)を解消していくことがポイントなのです。
その理由は簡潔です。
自分自身が恐れに支配されたままでは自分以外の誰かをサポートすることなんてできないからです。
人間は自分が思っている以上に過信しているもので、自分がボロボロでも誰かの力になれるように錯覚してしまいます。自分の精神が恐怖に支配され、冷静な思考すらまともにできないのに、「愛情やヤル気があれば自分以外の誰か(例えば不登校の子供)の心を癒やすことができ、元気づけることができる」と勘違いしてしまうものです。
たしかに、愛情やヤル気にはそれなりの力があるでしょう。ケタ違いの愛情とケタ違いのヤル気があれば、自分自身の精神ダメージを乗り越えて自分以外の誰かの力になることも可能かもしれません。
ただ、それほどのずば抜けた愛情とずば抜けたヤル気を持ち合わせている人はなかなかいませんし、そういう人がいたとしても“恐れ”が邪魔をしてその人の愛情やヤル気をフル活用できないことは確かです。
ですから、より確実に、より安定的に子供のサポートがしたいなら、まずは親(その子をサポートしようと思っている人)の心から“恐れ”を解消していく必要があります。
自分が借金で首が回らなくなっているのに、誰かの借金を返済してあげることはできるでしょうか?
自分が病気で入院しているのに、誰かの看病ができるでしょうか?
絶対に不可能とは言えませんが、通常は無理なはずです。それと同じで、自分自身(親自身)が恐怖に支配されている場合、不登校の子供の恐れを取り除いてあげることもできません。
それでは、どうすれば自分自身の恐れを上手に手放していけるのでしょうか?
その方法はいろいろとありますが、1つのいい方法は「元不登校でも幸せに豊かに生きている人物の話を聴くこと(読むこと)」です。
まだまだ数は少ないですが、元不登校の大人のなかには社会的に立派に成功していて精神的にとってもハッピーに生きている人もいます。そういう人の話を聴いたり読んだりすると「不登校のままでも幸せに豊かに生きていける可能性があるのだ」とわかり、不登校に対する恐れが幾分やわらいでいきます。
不登校のまま生きていくことをオススメしているわけではありません。「不登校のままでも幸せに豊かに生きていける可能性があるのだ」と理解することで親御さん自身(子供をサポートしている側の人自身)の恐れがやわらぎ、それによって子供のサポートがしやすくなるため、“脱不登校”につながりやすくなることをお伝えしているのです。
不思議なもので、「この子が学校に行っても行かなくてもどちらでもいい」と親が“本当に”思えるようになると、自然とその子が最善の道に進み始めます。学校に行くようになるケースはもちろんよくあることですが、それに限らず、その子自身にとって最も理想的な未来に向かい始めるのです。
ただし、1つだけ注意してください。
「元不登校でも幸せに豊かに生きている人」の話を聴く場合(読む場合)、その人の心が本当に癒やされているかを見極めましょう。
一見幸せに生きているように見える人でも、実は心の奥底で不登校体験の傷が癒やされていなくて、濃い影を背負った精神になっていることがよくあります。そういう人の話を聴いたり読んだりしていると、そちらの影響を強く受けてしまい、自分の子供も「不登校体験の傷が癒やされていない元不登校の大人」にしてしまうリスクが高まります。
そのリスクを避けるために、本当にハッピーな精神状態で生きている元不登校の大人の話を聴くと(読むと)いいでしょう(※)。
※手前味噌ですが、もちろん今これを書いている私(木村優一)は本物のハッピーな精神で生きている元不登校の大人です。
その人が本当にハッピーな精神状態で生きているかどうかを判別する方法はいろいろとありますが、1つの判断材料となるのが「声」や「雰囲気」です。
声や雰囲気って、その人の内面がよくあらわれていますよね?
自信がある人は自信に満ちた声や雰囲気をしていますし、自信がない人は自信がなさそうな声や雰囲気をしているものです。自信以外にもさまざまな内面の状態が声や雰囲気からあらわれていて、それを全体的に受け取ることで相手の真実がある程度見抜けるものです。
ですから、元不登校の人物と出会ったらその人の声や雰囲気をチェックするといいでしょう。
難しく考える必要はありません。
直感で判断してください。
その人の声を聴けば(雰囲気を感じ取れば)、その人が本当にハッピーな精神状態で生きているかどうか、なんとなくわかるはずです。直感を大事にしましょう。
頭で考えると逆にだまされやすくなるので、それはオススメしません。よくあるケースが「大きな声でハキハキとしゃべる様子にだまされるケース」です。
大きな声でハキハキとしゃべる様子は、頭で考えると「この人は自信たっぷりなんだろう」と判断したくなり、「きっと幸せに生きているんだろう」と思ってしまうものです。ただ、大きな声でハキハキとしゃべっていてもそれが「自信の無さの裏返し」のこともあるんですよね。自信がないから大きな声でハキハキとしゃべることで本当の自分をガードしているような状態。そんな状態の人もいます。
ですから、頭で考えず、直感で相手の内面をキャッチするといいでしょう。
「元不登校でも幸せに豊かに生きている人」を見つける
↓
その人の声や雰囲気に注目し、心が本当に癒やされているかを見極める
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その人の心が本当に癒やされていて、その人が本当にハッピーな精神状態で生きていると直感的に思えたら、その人の話を聴く(読む) ※できれば継続的に!
↓
「不登校のままでも幸せに豊かに生きていける可能性があるのだ」と理解することで親御さん自身(子供をサポートしている側の人自身)の恐れがやわらぐ
↓
恐れがやわらぐことで子供のサポートがしやすくなるため、“脱不登校”につながりやすくなる
いかがでしょう?
こんなにもシンプルな方法で脱不登校につながりやすくなるのは、なかなか素敵なことだと思いませんか?
もちろん、不登校に関する恐れを手放していく方法は上記以外にもいろいろとあります。その方法(ヒント)は「ひふみ~よ」のサポートなどでお伝えしていますので、興味のある方は参考にしてください。
不登校の子供が“脱不登校”に向かうとき、そこにはさまざまな“力”が働き合わさるものです。
・物事を笑いに変える力
・ものの見方を柔軟に変える力
・するどく着目する力
・自分を信じる力
・自分の才能を発揮する力
・優しさと強さが合わさった力
・落ち着いて論理的に考える力
・ほんの少し勇気を出して実行する力
……など。数えきれないほど多様な力を組み合わせて、その力の総合で不登校を抜け出していきます。
つまり、1つの力で脱不登校に向かうのではなくて、複数の力が重なり合ってその全体の力で脱不登校に向かうということ。
そのことが頭にあれば「子供自身に秘められているさまざまな力」を損なわないようにフォローすることの重要性が理解できるでしょう。
SIAPROJECTのサポートではそうした理解が深まるようにトレーニングしていきますが、そうしたトレーニングを受けていない人たちはこのことが理解できていません。そのため、子供の力を次々と失わせてしまい、「全体の力」が弱まる一方で、結果として不登校が長引く方向に向かわせてしまっているのです。
例えばですが、子供に「おかしいことをして人を笑わせる力」があるとしましょう。
その力は貴重です。笑わせる相手の“人”のなかには自分も含まれますから、その子は自分自身を笑わせることでエネルギーを得て、そのエネルギーを他の力と組み合わせて脱不登校に向かう可能性があります。
だからこそ、その子のその力(おかしいことをして人を笑わせる力)が失われないようにサポートしていくことが脱不登校のポイントとなるのですが……
不登校の子供を持つ親御さんの多くは、その力を失わせてしまいます。ギスギスとした夫婦関係や親子関係をエスカレートさせ、「子供がおかしいことをできないような環境」をつくりあげてしまい、いつの間にかその子がおかしいことをして人を笑わせることができないように追いこんでしまうのです。
そうして1つの貴重な力が失われたことで、その子が脱不登校に向かう可能性は大幅に下がっていきます。不登校の子供を持つ親御さんの多くが、こうしたことを複数同時並行で行なっているのです。(※)
※おかしいことをして人を笑わせる力は、あくまでも一例です。その他にもいろんな力を同時に失わせてしまっているということです。
脱不登校に成功する親御さんは、それとは反対です。子供に秘められている力を1つでも多く見つけ、最大限まで把握した上ですべての力が活かされるようにサポートしていきます。
・どのようにすればすべての力が活かされるようになるのか
・どのようにすればすべての力が日に日に伸ばされるのか
・どのようにすれば複数の力が合わさる形で脱不登校に向かうのか
それらの点については奥が深く、1つの記事では説明しきれませんので「継続サポート(ひふみ~よ)」で理解を進めてください。
ここでは「最低限できること」として、子供に秘められている力を1つでも多く見つけることの重要性をお伝えするまでにとどめておきたいと思います。(そのほうが活用しやすいと思いますので)
「子供に秘められている力を1つでも多く見つける」
そのことは、ふだんの意識を変えるだけでできるでしょう。
「この子には私が気づいていない力がまだまだあるはず。その秘められた力はどんなものなんだろう?」
と思う気持ちを心のどこかに保ちながら過ごしていけばいいだけです。
もう少しできそうな方は、今、思いつくことを紙に書いてみるといいですよ。
「この子には私が気づいていない力がまだまだあるはず。その秘められた力はどんなものなんだろう?」
と意識しながら、思いついたこと(子供に秘められた力)を紙に書いてみるのです。そうすれば「書く行為」によって意識が無に近づいた瞬間に「あ、こういう力があるかも!」とひらめくことがあります。
そうして頭を柔らかくして、違う視点から子供を眺められるようになると、子供に秘められた力を見逃さなくなり、それを活かす道も見えてくるでしょう。(少なくとも、その力を失わせるようなことはしなくなるはずです)
前述したとおり、これは脱不登校の重要なポイントですから、ぜひ参考にしてください。
不登校の子供をサポートする上で「子供の気持ちを想像すること」が大切であることはみなさんなんとなくおわかりだと思いますが、「想像したくない気持ちまで想像することの重要性」を明確に理解しているでしょうか?
当然のことですが、不登校の子供の気持ちをすべて想像することはできません。どんなに想像をふくらませても、本人が何をどう感じているかすみずみまで理解することは不可能ですから、想像には限界があります。
ですから、想像の重要性は「子供の気持ちをわかること」ではなくて「想像しようとすることによる精神変化」にあるんですね。
親が子供のサポートをするなら、親が子供の気持ちを想像しようとすることで親自身の感情や考え方に変化が起きるところに価値があります。(その価値が脱不登校効果を生じさせます)
祖父母が孫のサポートをするなら、祖父母が孫の気持ちを想像しようとすることで祖父母自身の感情や考え方に変化が起きるところに価値があります。(その価値が脱不登校効果を生じさせます)
先生が生徒のサポートをするなら、先生が生徒の気持ちを想像しようとすることで先生自身の感情や考え方に変化が起きるところに価値があります。(その価値が脱不登校効果を生じさせます)
その他、誰がサポートする場合でも同じです。サポートする側の人物自身の精神に変化が起きる点が重要なのです。
サポートする側の人物自身の精神に変化が起きる
↓
サポートのしかたが変わる
↓
脱不登校に向かう可能性が変わる
シンプルに示せば上記のようになりますから、サポートする側の人物自身の精神に「不登校対応における理想的な変化」を起こせば脱不登校の可能性が劇的に高まるのです。
そうして考えてみると、「想像して結論を見出すこと」ではなく「想像する過程そのもの」を重視したほうがいいとわかるでしょう。そして、その想像する過程において「想像したくない気持ち」を想像することの重要性もよくわかるはずです。
ほとんどの方(特に親御さん)が自覚していませんが、子供の気持ちを想像しようとするときに無意識にブレーキがかかっています。「こんなことを子供が思っていたら嫌だな」と思うことは自然と想像しないようになっているのです。
そのため、いくら想像しても肝心なところの想像が広がりません。最も想像したほうがいい部分を想像せずに避けるような状態で、いつまでたってもグルグルグルグルと限られた範囲の想像を繰り返しがちなのです。
ですから、意識的に想像するポイントを絞ることです。
「子供の気持ちのなかで『私が想像したくないと思っている部分の気持ち』はどんなものだろう?」
と考えて想像してみるのです。
そうすると「必要な想像」ができて、前述のプロセスが理想的な形になります。
サポートする側の人物自身の精神に“理想的な変化”が起きる
↓
サポートのしかたが“理想的な形”に変わる
↓
脱不登校に向かう可能性が“上がる”
「想像したくない気持ち」は人によってさまざまですから、一概にこれと示すことはできません。
我が子のことを悪い人間だと思いたくないために「親に平気で嘘をついている後ろめたさ(気持ち)」を想像したくないと思っている親御さんもいるでしょうし、子供が賢い選択として不登校を選んでいるとは思いたくなくて「冷静に不登校を選んで落ち着いている気持ち」を想像したくないと思っている親御さんもいるでしょう。自分が親として情けなく感じられることが嫌で「もっと裕福な家庭に生まれていたら不登校でも落ち込まなかったのに!」と子供が思う気持ちを想像したくない親御さんもいるでしょう。
本当に人によってさまざまですから、無数のケースがあります。その無数のケースのなかで「これでは?」と思うところにフォーカスするといいでしょう。
不登校対応の1つとして“想像”がうまくいっているときの特徴は、スッキリ感があることです。
「あ、私は今まで子供のこの気持ちを想像していなかったからなかなかうまくいかなかったんだ!なるほど!(スッキリ)」
という感覚になれたら、もうその時点であなたは変わっています。その後の不登校対応の“すべて”が良い方向に変わっていきますから、脱不登校に向けて大きく動き始めますよ。
楽しみながら“想像”の力を使ってみてください。
不登校の子供を持つ親御さんの悩みとして多いことの1つに、「子供が何も話してくれない」というものがあります。
「子供の気持ちが知りたいのに、何も話してくれない……」と悩む親御さんや「子供の話を聴いていても、肝心の学校に関する話を何もしてくれない……」と悩む親御さんが多いんですね。
そういったケースの場合、親は子供の情報がまともに得られないのでうまくサポートできません。子供が何を求めているかわからないし、子供の気持ちが見えないので、的はずれなサポートを延々とつづけてしまうのです。
もちろん、親御さん以外でも同じです。学校の先生も、祖父母も、親戚も、子供が何も話してくれないとうまくサポートできないでしょう。
そういうとき、言葉だけにこだわるとうまくいきません。
ポイントは、言葉以外の情報に注目すること。つまり、顔の表情や声の調子や体全体の雰囲気など、言葉ではないところから発信されている情報に目を向けるといいのです。
その情報は莫大です。
たった1つの顔の表情から得られる情報でも、その情報量は莫大。
たった1つの声の調子から得られる情報でも、その情報量は莫大。
みなさんご存知のとおり、“動画”から得られる情報は莫大なのです。
このことは、子供が自分の気持ちを言葉で説明した場合と、その気持ちが顔の表情にあらわれている場合の両方をイメージするとわかりやすいでしょう。
子供が自分の気持ちを言葉で説明しようとすると、その説明は長くなるはずです。すみずみまで正確に説明しようとすると“長文”になるので、もしかしたら何時間もかかるかもしれません。
しかも、その説明が間違っている可能性も大きくなります。まだ“子供”ですから、自分の気持ちをうまく言葉で表現できなくて、間違った説明をする可能性が十分にあるのです。
説明が間違っているリスクを横に置くとしても、一瞬で得られる情報が少ないことは明らかでしょう。(説明に何時間もかかる=1秒あたりの得られる情報が少ない)
それでは、子供の気持ちが顔の表情にあらわれている場合はどうでしょうか?
その表情を見るのは“一瞬”で済みます。言葉だと何時間もかけて説明しなければならないようなことが1秒で伝わってしまう可能性すらあるのです。
しかも、そこには「説明力不足による間違った情報発信のリスク」がありません。情報の受信者側が誤解するリスクはあっても、発信者側(子供)に情報発信を誤るリスクがないんですよね。
無意識に出る顔の表情や声の調子は正直ですから、通常であればごまかせないでしょう。仮に嘘の情報発信だったとしても、それを受け取るのは“一瞬”で済みますから時間をロスしません。
言葉以外から得られる情報は莫大。そのことを知り、積極的に子供から情報を得ている親御さん(先生、祖父母、親戚など)は不登校対応で成功しやすいのです(※)。
※もちろん、言葉以外から情報を得る過程においては諸々の注意点もありますから、そのあたりはトレーニングで身につける必要があります。確実に不登校対応力を向上させたい場合には、信頼できるプロのもとでトレーニングをつづけたほうがいいでしょう。
誤解しないでいただきたいのですが、「言葉から得られる情報」を軽視しているわけではありません。言葉から得られる情報も大切です。子供の話をじっくりと聴いてあげることも大切です。
ただ、言葉から得られる情報にとらわれていると不登校サポートが停止しやすく、費用対効果が悪くなり、結果として不登校が長期化しやすいため、言葉以外から得られる情報も重視するようにオススメしているのです。
子供の話を聴かなくてもいい、と言っているわけではありませんのでその点は誤解しないようにお気をつけください。
不登校の子供を持つ親御さんのなかには、質問で子供を動かそうと躍起になっている人もいます。
なかには、「いい質問のしかた」を本で調べたり研究したりして、質問で子供を動かそうとがんばっている人もいます。
その努力する熱意そのものはすばらしいのですが、その努力がどんな結果につながるか、冷静に考えてみたことがあるでしょうか?
どれだけいい質問をしても、その質問をする親の心に「子供を思い通りに動かそうとする気持ち」がこびりついていたら、その気持ちのほうが先に伝わります。
子供を思い通りに動かそうとする気持ち、つまり「親のエゴ」のようなものが顔の表情にあらわれ、声の調子や話し方にあらわれ、そうした「質問文以外の情報」が先に子供に伝わってしまうでしょう。
すると、子供はどうなると思いますか?
細かい反応はさまざまですが、基本的には「親に動かされたくない気持ち(反抗する気持ち)」が生じやすいものです。自分勝手な親に愛想を尽かすような気持ちも生じやすく、そのことが親子関係崩壊のきっかけになるかもしれません。
不登校の子供の多くが「ある時点から親に何も話す気がなくなった」と語りますが、それは何も原因がないわけではなくて、こうした「親から子へのネガティブな情報伝達」が蓄積した結果として起きることなのです。(この因果関係を子供本人が自覚しているか無自覚か、それはケースによって異なります)
ここまで読めば、「いい質問ができるかどうかにこだわる以前にやったほうがいいこと」が見えてくるでしょう。
今ピンときていない人は、ここまでお伝えしてきた内容のすべてをもう一度読み直してみてください。「質問にこだわる前にやったほうがいいこと」が自然と見えてくるはずです。
それでもどうしても質問したい!!
何がなんでも質問のしかたがうまくなりたい!!
そう思う方のために、質問力を向上させるコツをお伝えしておきましょう。
そのコツはシンプルです。
「子供への質問を工夫する前に、自分自身への質問を工夫する」
私たちは、日常的に自分自身に質問しているものです。
今日の晩御飯は何を食べようかな?今度の週末はどこに遊びに行こうかな?テレビ見ようかな?どうしようかな?……などといった些細な質問から、そろそろ転職したほうがいいかな?独立も視野に入れておこうかな?新しく保険に入っておいたほうがいいかな?老後のために今のうちにやっておいたほうがいいことは何かな?……など割と大きな質問まで。
日常的にさまざまな質問を“自分自身”に語りかけているものです。その自分自身への質問を工夫し、できる限りクリエイティブなものにし、できる限り多く(無数に)浴びせていきましょう。
それをつづけていけば“いいトレーニング”になり、質問スキルが向上し、いい質問ができるようになってきます。それが十分にできてから「子供への質問」に移るといいでしょう。(子供への質問がうまくいくと確信できたら、の話ですが)
不登校サポート力を向上させるためのキーワードは「まずは自分から」です。子供を動かそう動かそうとする前に、まずは自分を動かしましょう。
※補足:ベストだと思われるタイミングで子供に質問する場合、プレッシャーのない質問から優先的にするといいですよ。(←上級者向けの話)
※補足2:ここまでお伝えしてきたことがうまくできるようになってきたら、子供に情報提供できる段階に移れるかもしれません。その場合、学校に関することも学校以外のことも「大人が知っている情報」を“普通”に伝えていくことが大事です。ほとんどの親御さんは“不自然”に伝えてしまうので、気をつけましょう。(←上級者向けの話)
以上、子供が不登校を抜け出すためのポイントを5つお伝えしました。
これらのポイントを頭に入れて、1から5へとステップを踏むようにして対応改善をはかると、脱不登校の可能性が劇的に高まりますよ。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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