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今これを読んでいるあなたが「不登校の子供を持つ親御さん」なら、20年先を想像してみてください。
これから20年たったとき、あなたのお子さんは“大人”と呼ばれる年齢になっているでしょう。
立派に社会人として働いているかもしれません。
結婚しているかもしれません。
もしかしたら子供が産まれていて「親」になっているかもしれません。
そうだとしたら、あなたには「孫」がいることになりますね。
そこで素晴らしい未来を想像してみると、ワクワクと不安が入り交じるはずです。
「こんな素晴らしい未来がやってくるかも!」と希望が湧いてくる一方で、「こんな素晴らしい未来には向かわないかもしれない……」と恐れも湧いてくるのではないでしょうか。
その混濁した感情は大切なものです。
ポジティブかネガティブのどちらかに偏っていたら、どちらかの可能性から目を背けていることになりますから、実は両方の感情が混在するくらいのほうがバランスがとれていて自然なのです。
混濁した感情が湧いてきたら、正直になれているということ。
正直になることができている自分を喜んで、ワクワクも不安も根っこのエネルギーは同じであることを理解して(※)、その上で「自分はどんな未来を“選択”したいのかな?」と自分自身に問いかけてみましょう。
※ワクワクと不安のエネルギーは本質的には同じです。例えば、行き先を決めずに旅をする時、それをポジティブにとらえればワクワクしますし、それをネガティブにとらえれば不安になるでしょう。根っこのエネルギーは同じでも、そこに付加する思考によって“感じ方”が違ってくる。そんなふうに理解しておくと分かりやすいかもしれません。
その“選択”がはっきりしたら、そこから逆算して「今やったほうがいいこと」や「今やってはいけないこと」もはっきりしやすくなるはずです。
小手先の不登校対応で子供を無理やり動かそうとしている親御さんは、それが「選択した未来」につながることかどうか、慎重に考えてみるといいですよ。
◇◇◇
ここでもう少し想像を広げてみて、20年後の子供の“記憶”も想像してみてください。
あなたのお子さんが20年後、自分が不登校だった頃を思い出したとき、その記憶はどんなふうになっているでしょうか?
次のAとB、どちらかと言えばどちらでしょう?
A. 「不登校だったけど毎日楽しかったなあ。もちろん辛いこともあったけど、いろんなことを学べて、いろんなことができて、家族と過ごす時間もいっぱいあった。いい思い出だなあ」と思うような、“いい感じ”の記憶
B. 「不登校だった頃は二度と思い出したくない……。ほんと地獄だった。あの頃の親は嫌いだし、いまだに許せない部分もある。友達も担任の先生も最悪。絶対に二度と会いたくない」と思うような、“嫌な感じ”の記憶
もちろん、どちらの記憶になるかは今は決まっていません。
これから決まることです。
今、そしてこれから親御さんがどんな対応をしていくかによって、20年後の子供の“記憶”はまったく違ったものになります。
私は、不登校だった頃に母親が作ってくれた昼ごはんの味を今でも覚えています。父親や弟には内緒でこっそり昼間に出前をとってくれたこともあって、そのあんかけ焼きそばの味もいまだに覚えています。
不登校でヒマだったので、弟が学校から早く帰ってきたときに一緒に長風呂したときのお風呂場の匂いとかシャワーの水圧とか、そんなところまで覚えていますし、父親と二人で隣りの県まで釣りに行ったときの風の香りも、その帰りに寄ったリンガーハットの店内の景色も鮮明に覚えています。
私の家族はたくさんの“いい思い出”を作ってくれたので、私の不登校の記憶には“いい思い出”がたくさん含まれているのです。
これがもし、「学校に行かない息子に昼ごはんの用意をするなんて考えられない!」と思うような母親だったとしたら、私の記憶は違っていたでしょう。
「不登校の兄貴とお風呂に入るなんて面倒くさい!」と思うような弟だったら、私の記憶は違っていたでしょう。
「学校に行かない息子を隣りの県まで遊びに連れていくなんてとんでもない!」と思うような父親だったら、私の記憶は違っていたでしょう。
私の不登校の記憶が今の記憶になったのは、家族のおかげなのです。
もちろん、私の家族は私のサポートを受けて不登校対応していたわけではありませんから(笑)、ほとんど自己流で間違いも多々ありました。それでも必死に私のことをサポートしてくれて、その中でたくさんの素晴らしい思い出を作ってくれたのですから、偉大だと思いますし、どれだけ感謝しても感謝しきれません。
今これを読んでいるあなたが不登校の子供を持つ親御さんだったら、「私は今、子供のどんな記憶を作っているんだろう?」と考えてみてください。
いい思い出をたくさん作っていますか?
20年たったときの素晴らしい記憶につながることをしていますか?
子供が不登校になるとどうしても目先のことが気になり、「とにかく学校に行くようになって欲しい」「不登校じゃなくなればそれでいい」などと考えてしまい、小手先のテクニックで子供を動かそうとしてしまいますが、それによって20年後の子供の記憶が最悪なものになることは多いものです。
「20年後のことなんてどうでもいい!今、子供が学校に行くようになってくれればそれでいい!」
と思うかもしれませんが、その考えによって20年後だけでなく短期的な不登校改善まで困難にしている点を理解しましょう。(その理解のために木村優一が発信している情報をご活用ください)
子供が大人になったとき、不登校だった頃がどんな記憶になっているか?
それはその子の人生全体を考えたときに、とてつもなく重要なことです。
そのことを一人でも多くの親御さんにご理解いただけたらと思います。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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