子どもが不登校になったとき、必死にスマホで検索してさまざまな情報を頭に入れた方も多いでしょう。

 

子どもの不登校を治すために、良い方法はないか？　気になって気になって、死にものぐるいで検索した方も多いはずです。

 

そうして検索したとき、もしかしたら気づいたかもしれません。

 

「似たようなことが色んなサイトに書かれてあるなあ」と。

 

そうなんですよね。同じ内容が表現を変えて色んなサイトに掲載されています。なぜ、そんなことが起きていると思いますか？

 

実は、現時点でのインターネットの問題点は“コピペ”です。ある人が「多くの人たちが納得しやすく賛同を得やすい内容」を発信すると、それを読んだ他の人がその内容を“ほぼコピペ状態”で記事を書きます。そして、その記事を読んだ別の人が“ほぼコピペ状態”で記事を書き……この連鎖で１つの内容が多数の記事として登場することになります。似たような内容が色んなサイトに書かれてあるのは、そのためです。

 

問題は、そうして広まった内容の影響力です。

 

例えば、「多くのサイトで書かれてある内容は正しいはず」とGoogleが判断したらどうなるでしょうか？　間違った内容であっても、その内容を書いているサイトは検索結果で上位表示されます。すると上位表示されているサイトの内容はどれも似たものになる……　多くの人たちは上位表示されるサイトから見ていきますから、多くの人たちが同じ内容を繰り返し見ることになり、その内容に染まっていきます。その内容が間違っていても、です。そうして、ある種の洗脳を受けたかのように「間違った内容」が正しいと思いこんでしまいます。こうした問題は徐々に改善されていくと思いますが、2022年時点ではその改善が思ったよりも進んでいません。そのため、今後はGoogle以上の情報コンシェルジュ機能が主として使われるようになるか、Googleが劇的な改善を急速に進めるか、どちらかだろうと予測しています。もちろん、この予測を超える素敵な未来がやってくることを願っていますが……☆彡

 

スマホで猛烈に検索して不登校関連情報を頭に入れた人は、まずは自分自身の洗脳を解いていく必要があります。自分自身がどんな思いこみをしているか、明確にしていきましょう。自分自身の思いこみを３つ、書いてみてください。

 

＜例＞

・不登校は声掛けで治ると思いこんでいる

・不登校は夫婦で協力しないと治らないと思いこんでいる

・いちど不登校になったら一生不利だと思いこんでいる

 

上記のように書いてみるのです。それだけでもスマホ検索が原因の“洗脳”が解けていきます。

 

ちなみに上記の例は、すべて間違っています。

 

・不登校は声掛けで治ると思いこんでいる　←単純な声掛けでは治りません

・不登校は夫婦で協力しないと治らないと思いこんでいる　←夫または妻のどちらか１人で十分です

・いちど不登校になったら一生不利だと思いこんでいる　←逆に有利にすることもできます

 

みなさんは自分が思っている以上にスマホ検索で自分の首を絞めていますから、まずはそこから解放されましょう。

 

上記の例は、なぜ間違っているのか？その理由がわからない方はSIAPROJECTで無料公開している不登校対応のポイントを読み、学びを深めていくことをおすすめします。

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執筆者：SIAPROJECT代表 木村優一