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不登校支援活動を10年以上行なってきた私が「親の変化」の話をすると、
「はいはい、『親が変われば子供も変わる』っていうよく聞く話ね」
と早合点されることがあります。
「結局、子供が不登校になったのは親のせいってことでしょ……それを直せって話でしょ」
と誤解する人もいます。
私が「親の変化」について話す場合、そういう話ではありません。よく聞く内容ではありませんし、親御さんを責める内容でもありません。もっと深い内容です。
まずは、あなたの頭にある知識をリセットすることから始めてください。今までインターネット検索・SNS・書籍・周囲の話などで頭に入れた不登校関連情報をいったん消去してください。
その“まっさらな頭”で、この先の文章を読んでいきましょう。まっさらな頭で読むことで、この先の文章の深いところまで理解できるはずです。
※すぐに実行できる簡単な方法はラストに書かれてありますので、最後の部分は必ず読むことをおすすめします(^-^)
<目次>
▷短期間で不登校解決に成功する親は、このイメージが細かく明確!
▷家庭外への波及効果が家庭内へと逆流して不登校解決を成功させる流れを意識する
結論から言います。
親の変化ひとつで不登校解決に向かいます。
親が不登校専門家の指導を受けて正しく変化する、それだけで不登校解決に近づいていきます。
ただし、前述したとおり、このプロセスには“深い理解”が必要です。インターネットや本などでよく言われていることと大きく異なる点を理解する必要があります。それができなければ間違ったほうに親が変化してしまい、逆に不登校悪化の原因となってしまいます。
ですから、あなたが深いところまで理解できるように、ここから丁寧に説明を進めていきます。
なぜ、親の変化ひとつで不登校解決に向かうのか?
その理由は、現実が柔らかくなるからです。
現実が柔らかくなる?
意味不明な表現に混乱する方もいるかもしれませんが安心してください。その混乱は理解が進んでいる証拠です。「わかっているつもりの状態」が「わかっていないと自覚している状態」に移る過程で起きるのが混乱状態ですから、理解が進んでいることを喜んで大丈夫です。
「現実が柔らかくなる」とは、例えば次のようなことです。
<例>
まったく笑わない父親がいる(=父親の表情という現実がかたくなっている)
↓
まわりの家族は父親に気を使っている(=家族の身体という現実がかたくなっている)
↓
家族間のコミュニケーションが滞っている(=家族の空気という現実がかたくなっている)
↓
父親が笑うようになった(=親の変化)(=父親の表情という現実が柔らかくなる)
↓
まわりの家族が父親に余計な気を使わなくて済むようになる(=家族の身体という現実が柔らかくなる)
↓
家族間のコミュニケーションがスムーズになる(=家族の空気という現実が柔らかくなる)
このように、親の変化ひとつで現実が柔らかくなります。
カッコ書きで丁寧に書いたとおり、柔らかくなった現実の「現実」にはいろんなものが含まれます。父親の表情という現実、家族の身体という現実、家族の空気という現実…… それらすべてが柔らかくなることをあらわした言葉が「現実が柔らかくなる」なのです。
上の例で現実が柔らかくなった家族はどうなるでしょうか? 子供はどうなるでしょうか?
柔らかくなったものは変えやすくなります。
かたくなった紙粘土を柔らかく戻せば変形しやすくなるように、柔らかい状態になった家族は変わりやすくなります。(もちろん、その家族の一員である子供も変わりやすくなります)
そうして不登校の子供も変わりやすくなり、実際に良い状態に変わるので、「親の変化ひとつで不登校解決に向かう」と言えるのです。
親が変化することで現実が柔らかくなり、現実が柔らかくなることで家族全体も子供も変わりやすくなり、子供が変わりやすくなることで不登校が解決に向かいやすくなる。簡単に言えばそういうことです。
この柔らかくなるプロセスをどれだけ細かく明確にイメージできているかで、不登校解決までのスピードが違ってきます。短期間で不登校解決に成功する親御さんは、このイメージが細かく明確なのです。
ただ、専門的なトレーニングをしていない方は、ここまで読んでなんとなくのイメージができるだけでも十分です。
「親の変化ひとつで現実が柔らかくなって、いろいろな現実が変わりやすくなり、柔らかくなって変形しやすくなった現実の一部として存在する子供も変わりやすくなるんだな」
と思えるだけでも十分です。
そのなんとなくのイメージがあるだけでも「子供を変えようとする意識(=不登校悪化に向かわせる意識)」から離れることができますから、不登校解決に向かう効果が生じます。
もう一度、大事なことを言います。
親の変化ひとつで「現実」が柔らかくなるプロセスをどれだけ細かく明確にイメージできているかで、不登校解決までのスピードが違ってきます。短期間で不登校解決に成功する親御さんはそのイメージが細かく明確ですし、そのイメージが自然と頭に浮かぶように専門的なトレーニングもしていますので、そこが一般の親御さんや一般の情報と異なるところなのです。
ここからは着眼点を変えて、家庭外も含めた説明に移ります。
ポイントから、簡単にお伝えします。
「親の変化」が家庭内だけでなく家庭外へと波及し、その波及効果が家庭内へと逆流して不登校解決を成功させる流れを意識すること。この意識が、奇跡的な不登校改善を成功させます。
わかりやすいように、学校関係の例で説明をします。
「親の変化」というと家庭内での親子関係における親の変化を思い浮かべがちですが、それだけではありません。学校の先生から見た場合の「生徒の親の変化」も「親の変化」です。
例えば、次のような変化も、親の変化(生徒の親の変化)です。
親が学校の対応に不満を感じている
↓
変化
↓
親が学校の対応でよくしてもらっている部分に感謝する
この変化が親御さんの心に生じるだけでも、親の変化(生徒の親の変化)です。
こうして変化した親御さんは、その後どういった行動をとるでしょうか?
担任の先生によくお礼を言うようになる、校長先生と話すときに自然な笑顔になる、学校側の話を落ち着いてよく聴くようになる、先生に連絡をとったり学校に出向いたりする回数が増える……
細かな行動変化まで含めれば、その数は無数。とてつもなく大きな行動変化が起きるはずです。
そうして大きく行動が変化すると、学校側はどうなると思いますか?
よくお礼を言われるようになって嬉しくなった担任の先生は「もっとこの生徒の力になるぞ!」とヤル気が出て、今まではしなかった理想的な対応をしてくれるようになるかもしれません。
校長先生をはじめとする学校側の先生たちが「この親御さんは学校側の話をよく聴いてくれる冷静な人だ」と感じ、安心し、不登校解決を妨げる余計な干渉をしなくなるかもしれません。
その他にもさまざまなところで変化が起きて、「学校と親の関係」も「学校が子供に与える影響」もまるで違ったものとなります。
すると、今までになかった展開で不登校解決に向かいます。
はじまりはたった1つ、親の変化(生徒の親の変化)。そのたった1つの変化が波及し、学校側の対応を様変わりさせ、子供の不登校を解決に向かわせるのです。
もう一度、大事なポイントをお伝えします。
「親の変化」が家庭内だけでなく家庭外へと波及し、その波及効果が家庭内へと逆流して不登校解決を成功させる流れを意識すること。この意識が、奇跡的な不登校改善を成功させます。
この意識がない親がある親に変わるのが超重要な「親の変化」です。例での「親の変化」だけでは十分ではありませんのでお気をつけください。(←ここが大事なポイントです)
前述の例を読み、「学校の対応に不満を感じる気持ちを感謝に変えることはむずかしい」と思う方もいらっしゃるでしょう。それが普通ですので、安心してください。逆に「気持ちを簡単に変えられる」と思っているほうが危険です。そう思った方は表層心理だけを変えようとして失敗することが多いので、気をつけてください。
不登校解決に成功したいなら、深層心理まで変えなければなりません。読者のみなさまのプレッシャーにならないように私は「〜〜しなければならない」という表現はめったに使いませんが、ここでは使います。それくらい大事なことだからです。
不登校解決に成功したいなら、深層心理まで変えなければならないのです。
同じ例のほうがわかりやすいでしょうから、前述の「学校側の対応」で説明します。
頭をまっさらにして、次のように考えてみてください。
「もしも、学校側の対応が『私の心』を鏡のように映しているものだとしたら……」
そうして考えてみると、何か思い当たることがありませんか?
例えば、担任の先生が少し強引に子供を学校に連れて行こうとしているとき、親御さんが「そんなに無理に連れて行こうとしないでほしい」と思っているとします。
その場合、自分(親)の考えと異なる考えで動く先生に不満が生じますが、本当に“異なる考え”なのでしょうか?
本当に、自分(親)の考えと学校側(先生)の考えは異なるのでしょうか?
このような場合、親御さんの心のなかをよくよく探っていくと実は深層心理に「無理やりにでも子供を学校に連れて行きたい気持ち」が隠れていることがあります。その深層心理に隠れていた気持ちを「学校側の対応」が実行してくれているだけで、実は“思い通り”であることも多いのです。
ですから、
「もしも、学校側の対応が『私の心』を鏡のように映しているものだとしたら……」
と考えることで、やることがシンプルになるんですね。
学校側が「親の心」を代わりに実行してくれているだけなら、私(親)を変化させれば「学校側の実行」も変わるはずです。
表層心理では学校側の対応に不満があっても、それは“表層”であって深層ではありません。私たち人間は心の表層に意識をとられ、表層心理に振りまわされがちですが、そこだけでなく深層心理にも目を向ける必要があるのです。
学校側の対応に不満を漏らす親御さんはたくさんいます。
学校側の対応を変えようとして戦闘態勢に入る親御さんもたくさんいます。
「学校側の対応に不満を抱いている自分が嫌になります」と自己嫌悪に陥り、なんとか気持ちを切り替えようと努力している親御さんもたくさんいます。
そのような親御さんは、心の深いところで起きていることに気づいていません。「本当は思い通りになっていること」に気づかないまま、表面的な改善を試みるばかりなのです。(そして、それが失敗し続けています)
専門家の力を借りずに自己流で不登校解決を目指している親御さんは、そこに大きな危険性があることを理解したほうがいいでしょう。前述でおわかりいただけたと思いますが、本物の不登校解決は素人がひとりで簡単にできるものではないのです。
ここまで読み、
「どうすれば心の深層を変えることができるのか?」
「どうすれば自分自身を確実に変化させることができるのか?」
などと疑問に思っている方も多いでしょう。
答えをシンプルに言います。
“トレーニング”が必要です。
筋トレやダイエットのようなものです。
「どうすれば鍛えにくい部分の筋肉を鍛えることができるのか?」
「どうすれば確実にやせることができるのか?(リバウンドしないのか?)」
と質問して、いくつかコツを教えてもらったとしても、知るだけでは変わりません。
トレーニングを継続してはじめて、体型が変わります。
それと同じです。
不登校対応における「親の変化」も毎日の“トレーニング”が必要です。(そのため、SIAPROJECTのサポート「ひふみ~よ」ではトレーニングを毎日継続できるようになっています)
ですから、本音を言えば「ひふみ〜よでトレーニングを継続するのが近道です」と言いたいところですが、この記事はひふみ〜よ会員のみなさま以外の方にも読んでいただけているでしょうから、読者のみなさま全員の力に少しでもなれるように、「親の変化を深層心理から確実に起こす方法」のなかで簡単にできることを1つだけお伝えします。
前述のとおり、方法を知ってもトレーニング不足なら成果は出ませんし、一度や二度トレーニングするだけでは不十分です。トレーニングを“継続”することではじめて成果が出ますので、その点を覚えておいてください。(※)
※ひふみ~よ会員以外の方はトレーニングを継続した場合と同等の効果を得るためにこの記事に何度も目を通すことをオススメします。
自分自身の心の深層に変化を起こすためには、まず、「自分自身が心の深い部分で何を思っているのか」を把握しなければなりません。ふだん見えないようにカーテンのようなものでさえぎられている状態を変え、心の深い部分が見える状態にする必要があります。
そのためには、その“カーテンのようなもの”を取り除く必要があるのですが、その“カーテンのようなもの”を取り除く手段として有効なのが「小さな嘘をつかないようにすること」です。
あまりにも基本的なことで拍子抜けした方もいるかもしれませんが、その「拍子抜けするような基本的なこと」があなたはできているでしょうか?
「小さな嘘をつかないようにする」
とってもシンプルで基本的なことですが、本当にできているでしょうか?
私たち人間は、日常的にささいな嘘をついてしまうものです。
ちょっと自分を偽ってまわりに合わせたり、本音ではないことを言うことでその場を和ませたり、どちらかと言えばプラスの現象を起こすためにささいな嘘をついてしまっています。
そうした日常が土台となっているため、ネガティブな嘘もなかなかなくなりません。
ポジティブ傾向の強い“優しい嘘”を連発するうちに、それがクセとなり、嘘をつかないほうがいい場面でまでさらりと嘘をついてしまうのです。
夫婦喧嘩をしたとき、本当は「ごめんね」と思っているのに相手を攻撃したくて「心にもないこと(嘘)」を言ってしまうこと、ありませんか?
緊張する相手と話しているとき、沈黙が気まずくて「早く何か話さなきゃ!!」と焦って「適当なこと(嘘)」を言ってしまうこと、ありませんか?
そういうふうに“ささいな嘘”が積み重なっていくと、蓄積された嘘が過剰になり、バランスを崩し、自分自身に病的な嘘をつくようになります。その「自分自身に対する病的な嘘」が心の深層を見えなくさせる“カーテンのようなもの”となってしまうため、「小さな嘘をつかないこと」を心がけることが“カーテンのようなもの”を取り除く手段になるのです。
「小さな嘘をつかないこと」を日常的に意識すると、過剰に嘘をついている状態から嘘が引き算され、だんだんとバランスを取り戻していきます。
“適度に嘘もつく状態”と表現すればわかりやすいでしょうか。嘘をつくことに関してバランスがとれるようになり、かたよった状態から解放されていきます。(←嘘をゼロにしようとしないところが大事なポイントです。ここが誤解しやすいところですので気をつけてください)
そうして「嘘」が健全化していくと、余計な嘘をつかなくなり、“本当の自分の心”が見えてきます。そうして自分の深層に隠れた本音に気づきやすくなり、その深層を変えるステップにも進めます。
「隠れた本音が見えてきても、その本音を変えるのが難しいのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
このステップまで進んできた時点で自分に正直になっていますから、「自分自身を変えたい」と心の底から思う「本物の欲」にも正直になるでしょう。人間には成長を望む「本物の欲」が必ずあります。その「本物の欲」で本音も自然と変化し、理想的な状態に近づいていくのです。
前述の「学校側の対応」の例で言えば、次のように自然と変化します。
小さな嘘をつかないように心がける
↓
余計な嘘をつかなくなり、“本当の自分の心”が見えてくる
↓
「無理やりにでも子供を学校に連れて行きたい気持ち」が心の深層に隠れていると気づく
↓
心の深層にあった「無理やりにでも子供を学校に連れて行きたい気持ち」を代弁するような行動を学校側がとっていてくれたことに気づくとともに、「深層にあったこの気持ちを本気で変えたい」と思う“本物の欲”に正直になる
↓
学校への感謝の気持ちが自然と生じるとともに、本物の欲が「私は本当に無理やりにでも子供を学校に連れて行きたいのか?」と問いかける
↓
“違う気持ち”が見えてきて、「学校に行くかどうかにかかわらず子供が今生きているだけでありがたい」と思う気持ちがあることに気づく
↓
子供に無理強いをしなくなることで子供がプレッシャーから解放され、伸び伸びと力を発揮できるようになる
↓
不登校が解決に向かう
こうして自然な変化が起き、徐々に理想的な状態へと近づいていきます。
前述で、私はこう書きました。
>はじまりはたった1つ、親の変化(生徒の親の変化)。
>そのたった1つの変化が波及し、学校側の対応を様変わりさせ、子供の不登校を解決に向かわせます。
まさにこの変化が起き、不登校解決の日に近づくのです。
「小さな嘘をつかないこと」
こんなシンプルな手段が驚くほどの成果を生み出すなんて、普通の親御さんは信じられません。信じられない親御さんが大半で、それが普通です。
だからこそ、大半の親御さんは不登校改善で失敗し、お子さんを不登校悪化に向かわせているのです。「正しく奥深いところからの改善」をおこなっていないため、逆効果を生じさせてしまっているのです。
あなたは、そうならないように気をつけましょう。
繰り返しになりますが、親が不登校専門家の指導を受けて正しく変化する、それだけで不登校解決に近づいていきます。“それだけで”なのですが、ただ変化すればいいのではなく、正しい変化を起こす必要があります。
その変化を“確実”に起こすために、上記を何度も繰り返し読み、参考にしていただけると嬉しいです。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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