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不登校の昼夜逆転を治すために、どうしたらいいのでしょうか?
方法は簡単です。
“親御さん”の努力でお子さんの昼夜逆転を治すことができます。
ただ、今日やって明日効果が出るようなものではありませんので、その点は覚悟しておいてください。親御さんが専門家の助言にしたがって地道にコツコツと取り組むことではじめて効果があらわれます。甘く考えていると効果が出ませんので、その点はご理解いただけたらと思います。
不登校の昼夜逆転を治すためには、まず、昼夜逆転に至るまでの全体像をシンプルに把握することが必要です。その上で、全体像の“出発点”に注目することが必要です。抽象的な説明をしているので、頭のなかが「???」になっている方も多いでしょう。安心してください。この先を読み進めていけばわかります。
目次のあとに具体的な説明に入りますので、ぜひお読みください。
<目次>
まず、不登校の昼夜逆転がどのようにして起きるのか、その全体像を確認しておきましょう。不登校の子供の昼夜逆転は、次の流れで起きます。
夜眠れなくなる → 朝起きれなくなる → 就寝時間と起床時間がずれていく → 昼夜逆転
「そんなことはわかっている!」と思うかもしれませんが、ここで注目していただきたいのは“出発点”です。「夜眠れなくなること」が出発点となって昼夜逆転に向かう点に注目してください。
不登校の子供は、強制されて夜眠れないわけではありません。大人であれば半強制的に夜眠れない状況もあるでしょう。仕事でどうしても夜眠れない状況がつづき、それが原因で昼夜逆転の生活になるケースもあります。けれども、不登校の子供はそうではありません。不登校の子供は夜に寝たければ寝られる生活です。それなのに夜に眠れなくなり昼夜逆転の生活に変わっていくのですから、そこに重要なポイントがあります。
実は、この重要なポイントを親がどれだけ“深く”理解しているかで子供の昼夜逆転が治るかどうかが決まります。
ここまで読んで、ピンときた方もいるかもしれません。
「夜眠れなくなることが原因で昼夜逆転が始まるなら、夜眠れなくなる原因がなくなればいいのでは?」
と。
そのとおりです。夜眠れなくなる原因がなくなれば昼夜逆転が治りやすくなります。ただ、不登校の子供がなぜ夜眠れなくなるのか、その原因を想像できるでしょうか? 自分自身に不登校経験がある親御さんならなんとなくわかるかもしれませんが、不登校経験がない親御さんは想像しづらいはずです。
ですから、ここで「夜眠れなくなる原因の典型例」をお伝えします。これらは“わかっているようでわかっていないこと”ですから、わかっているつもりにならずに“まっさらな気持ちと頭”で読み進めてください。
不登校の子供が夜眠れなくなる原因の典型例は3つです。
この3つを頭に入れておくだけでも子供の昼夜逆転を治す手助けがしやすくなりますから、しっかりと記憶しておきましょう。
記憶するコツは「子供の気持ちを想像しながら子供の感情を自分自身(親自身)も強く感じるようにして読むこと」です。強い感情は記憶を強化しますから、感情とともに記憶に残すようにして読むのがおすすめです。
不登校の子供は親が想像する以上の恐怖心と戦っています。恐怖心と戦うのが怖い子供は恐怖心から目を背けて、何も感じないように自分自身を錯覚させて強がっています。どちらであっても強い恐れを感じていることは共通していて、その恐怖心が夜眠れなくなる原因になります。
不登校の子供は、何に恐怖心を感じていると思いますか?
ここで1つか2つの恐怖心を想像しただけで頭が止まった親御さんは、不登校改善に失敗する親御さんです。多様な恐怖心が次々と頭に浮かんだ親御さんは不登校改善に成功しやすいでしょう。
不登校の子供の恐怖心は「将来」「人」「親」「死」「世界」などさまざまなことが原因で生じます。不登校になったことで集団から切り離され、友だちとの関係も薄まり、親や祖父母からも否定的に見られる……そうして孤立状態におちいるとさまざまなことに恐れが生じ、その多様な恐怖心の複合で夜眠れなくなるのです。
「そんなに恐れなくてもいいのに」と思う方は不登校の子供の気持ちがわかっていません。
ちょっと変わった想像ですが、こんな想像をしてみてください。もしも、あなたのこの先の人生で何か大変なことが起きたときに、そこで助けてくれる人たちが0名だと決まっているとしたら…… 誰も助けてくれないと決まっているとしたら…… どんな気持ちになりますか? 生きていくことにものすごく巨大な恐怖心が生じると思いませんか?
現実はその想像とは違いますよね。普通に生きていれば、何か起きても誰かが助けてくれるだろうと感じられます。職場の上司が助けてくれるかも、親が助けてくれるかも、友人が助けてくれるかも、社会が助けてくれるかも…… そう思えるでしょう。何かあっても何らかの形で助けてもらうことができて、それによって何とかなるはずだと心のどこかで思えます。
けれども、不登校の子供はその気持ちが全部ないような状態なのです。先ほどの想像の“援助者0名”のように、この先誰も助けてくれないような予感とともに生きています。なぜ、そうなってしまうのか? “今”がそうだからです。学校も助けてくれない、親も助けてくれない、友だちも助けてくれない、社会も助けてくれない…… 現時点で誰も助けてくれないから、この先の人生で何か起きたときにも誰も助けてくれないだろうと思ってしまう…… それで恐怖心がふくれあがっているのです。
前述で「親御さんが想像する以上の」と書きました。そこが重要なポイントです。不登校の子供の恐れる気持ちは、普通の恐怖心ではありません。親が想像する以上の巨大な恐怖心を抱えていて、それが原因で夜眠れなくなっています。その恐怖心を本人が自覚しているかどうかは子供によって違います。自覚している子供も自覚していない子供もいます。ただ、それはどちらでも同じことです。自覚していてもしていなくても、親が想像する以上の恐怖心を抱えていて、それが夜眠れないことにつながっているのですから、そのことを親が理解しておくことが大切です。
「親が想像する以上の恐怖心が子供にあることを認識し、できる限り子供の恐怖心を理解できるように想像を広げていくこと」
この想像拡大プロセスを何度も行うことで親の共感力が高まり、親子のコミュニケーションが変わり、親子関係が良好になります。すると、親子関係の変化によって親が子供の恐怖心をやわらげやすくなって、恐怖心がやわらぐにつれて子供は夜眠れるようになります。夜眠れるようになると前述の全体像の“出発点”が変わりますから、昼夜逆転が自然と治っていきます。もう少し具体的な改善方法は後述します。
子供について考えることからいったん離れて、今これを読んでいるあなた自身について考えてみてください。次の質問に答えてみましょう。
【質問】もしもあなたが「みんなができていることができていない状態」になったら、どんな気持ちになりますか?
例えば、まわりにいる人たち全員が6段の跳び箱を跳べていて、自分だけが跳べない場合を想像してみてください。まわりに100人いて100人全員が跳べているのに101人目の自分だけが跳べない場合、どんな気持ちになると思いますか?
おそらく、「自分のことが嫌になる気持ち」が出てくるでしょう。悲しくて情けなくて、嫌な現実から逃げ出したい気持ちになるはずです。それは意識していても意識していなくてもです。自己嫌悪の気持ちが生じてきて、現実逃避したくなる気持ちが心のどこかに生じます。
その気持ちと似たような気持ちが不登校の子供にも生じています。みんなが学校に行けているのに自分は行くことができていない…… その状態が自己嫌悪と現実逃避の気持ちを生じさせます。
自己嫌悪の気持ちが強いと“一発逆転”を目指すような気持ちが出てきて、何かで大成功してやろうと思う気持ちが出てくるのですが、その大成功に近づくための努力は普通はできません。そのため、努力はしていないけど大成功を目指すために何かしなければと心が焦り、その焦りだけがエスカレートして夜眠れなくなります。頭のなかで何か考えるだけでも大成功に少しは近づく気がして、横になって目を閉じても考えごとを次々としてしまい、それで目が冴えて眠れなくなります。そこに現実逃避したい気持ちも加わります。非現実的な妄想までいろいろとふくらませるため、ますます目が冴えて眠れなくなります。さらに、現実逃避したい気持ちで夜遅くまでゲームをしたり動画を観たりして、その興奮でますます眠れなくなることもあります。こうして「自己嫌悪と現実逃避のかけ算」が「夜眠れなくなる原因」になります。
自己嫌悪と現実逃避の気持ちは本人が強がっていてもごまかしきれません。不登校の自分をどれだけ肯定しようとしても心のどこかで自分が嫌になっていて、その現実から逃げたくなる気持ちが生じます。そこに周囲の声が加わればなおさらです。親から「学校行けそう?」と言われたり、祖父母から「学校に行っていないと聞いて心配してるよ」と言われたり、友だちから「いつ学校来るの?」と言われたり…… 周囲の声がプレッシャーになるとますます自己嫌悪と現実逃避の気持ちが強まります。まわりから求められていることに応えられていない自分が嫌になるのです。その現実から逃げたくなるのです。
まわりの人たちに悪気はないでしょう。はげますつもりでいろいろと言っているのかもしれません。しかし、善意の言葉が凶器になります。「学校行けそう?」と言われれば「学校に行けないんだよね」と言われているように感じ、「学校に行っていないと聞いて心配してるよ」と言われると「心配されるほど僕(私)はダメな人間なんだな」と感じ、「いつ学校来るの?」と言われると「学校に行っていない今を否定されている」と感じ、本人のなかで変換されて自己嫌悪と現実逃避を強化するのです。
「自己嫌悪と現実逃避のかけ算」が「夜眠れなくなる原因」になるメカニズムは、前述したとおりです。不登校の子供自身(内部)と周囲の声(外部)の両方から「自己嫌悪と現実逃避のかけ算」がエスカレートしやすい状態になっていることを意識し、それを避けるようにしてサポートしていきましょう。簡単にできる対応改善は後述で少しだけお伝えします。
子供が昼夜逆転を治すために早く寝ようとがんばっている姿を見たとき、あなたはどう思いますか?
その姿を見て嬉しくなる親御さんは、かなり危険です。「無理やり就寝の悪循環」を理解してサポートのしかたを改善したほうがいいでしょう。
無理やり就寝の悪循環とは、次のようなものです。
早めに寝ないと朝早く起きれないから無理やり早く寝ようとする → 眠くないのにふとんに入ると目を瞑って考えごとをしてしまう → 考えごとで不安や妄想がエスカレートして眠れなくなる → 眠れないと焦る → 焦りでますます眠れなくなる → 考えごとだけはしてしまう → 考えごとで不安や妄想がエスカレートして……
この悪循環で夜眠りにつくのが遅くなり、睡眠時間がズレていき、昼夜逆転がひどくなります。
「眠くないのにふとんに入るのが問題なら眠くなってからふとんに入ればいいのか!」と思うかもしれませんが、そう単純なことではないとすぐに気づくでしょう。不登校の子供は学校に行っていないので体が疲れていません。疲れていないから夜眠くならないのです。もちろん個人差はありますし、“学校に行っている子供と比べれば”の話ですが、通常、不登校の子供は徒歩通学もしておらず体育の授業も受けていないので体の疲労が少なく、エネルギーがありあまっています。体のエネルギーがありあまっているのに早い時間に眠気がくる子はほとんどいません。眠くなってからふとんに入ればいいだけ……とはいかないのが難しいところです。
“無理やり就寝”のデメリットはそれだけではありません。無理やり早めに寝ようとしてふとんに入り、それで眠れないと、「ふとんに入る行為」と「眠れない失敗体験」がセットで記憶されます。その記憶が毎日積み重なることでいつのまにか条件反射のようになり、ふとんに入っただけで眠れなくなります。「ふとんに入ると上手く眠れない」と自己暗示をかけているようなものなので、眠れるはずの日でも眠れなくなるのです。徹夜した次の日の夜に早く寝られると思ったら全く寝られなかった…… そんな経験を私も何度もしました。
“無理やり就寝”をやればやるほど夜眠れなくなり昼夜逆転がひどくなっていく、と思っておいたほうがいいでしょう。
夜眠れなくなる原因(1)のポイントを一言にまとめると、次のようになります。
「不登校の子供は親が想像する以上の多様な恐怖心の複合で夜眠れなくなっている」
この状態から改善に向かうために親が協力できることは、子供の恐怖心をやわらげることです。
子供の恐怖心をやわらげるために、どうしたらいいと思いますか?
ここでアイデアが出てこない親御さんは不登校改善力が低い親御さんです。プロのサポートを受けてトレーニングしている親御さんならアイデアが自然と思い浮かびます。
本当はここでアイデアの例を示したいし、事例も紹介したいのですが、不特定多数に向けてあまりにも具体的に解説すると「自分の頭で考えずにここで示されたアイデアをそのまま実行する親御さん(思考停止して事例をそのまま参考にする親御さん)」が出てくるので、ここには書きません。
ヒントをお伝えしましょう。
例えば、子供との雑談で「新しい情報」を話したらどうなるでしょうか? たった1つの情報を知るだけで恐怖心がやわらぐことは大人でもあるはずです。その情報がどんなものかが重要ですし、どのように話すかが重要なのですが……そのあたりについては“トレーニング”が必要なことなのでここでは割愛します。
新しい情報を話すことにこだわらず、子供の将来の可能性が広がるような話を親子で楽しむことも有効でしょう。「子供の将来の可能性が広がるような話って、どんな話?」と思った方は自分なりにでいいのでかんがえてみてください。
自分自身の恐怖心がやわらいだ経験を思い出すのも有効です。あなた自身の何らかの恐怖心がやわらいだとき、それは何がきっかけでしたか?
上記のヒントで思考を広げていくと、「こうすればいいかも!」と思いつくことがあるはずです。それを少しずつでいいのでやってみてください。それで子供の恐怖心をやわらげることに成功したら、昼夜逆転が治りやすくなります。
夜眠れなくなる原因(2)のポイントを簡単にまとめると次のようになります。
・夜寝ようとしても、自己嫌悪から生じる焦燥感で考えごとを次々としてしまい、目が冴えて眠れなくなる
・夜寝ようとしても、現実逃避したい気持ちで妄想が広がりやすく、目が冴えて眠れなくなる
・現実逃避したい気持ちでゲームや動画に没頭し、それで興奮して目が冴えて眠れなくなる
・自己嫌悪と現実逃避の気持ちは本人が強がっていてもごまかしきれない
・周囲の人たちの善意の言葉が凶器になることもあり、それも夜眠れなくなる原因の一つになる
上記の「夜眠れなくなる原因」を解消するためにゲームや動画を無理やりやめさせようとする親御さんは不登校対応で失敗するでしょう。そんなに単純なことでうまくいくなら誰も苦労しません。ゲームや動画を無理やりやめさせようとして子供が強く反発し、不登校が悪化したケースは山ほどあります。ひどい場合には家庭内暴力にまでエスカレートします。一時的にうまくいったように見えても安心しないでください。一時的に親に“服従”してゲームや動画をやめた子供がその後心身ともに成長し、親に反抗できる力をつけたときに途端に反抗的(暴力的)になることもよくあります。これが一時的な不登校改善(表面的な不登校改善)の怖さで、SIAPROJECTが根本からの不登校改善を強くすすめる理由の1つです。
上記の「夜眠れなくなる原因」は、小手先のテクニックでは解消できません。プロの指導を受けて“トレーニング”して身につけた確かな力が必要です。ですから、ここでは“簡単にできること”だけをお伝えします。
親御さんが簡単にできることは、「自己嫌悪をエスカレートさせる発言を慎むこと」です。子供のダメなところを注意してばかりだと、子供の心で自己嫌悪がエスカレートしてますます夜眠れなくなるでしょう。子供のためを思って言っていることが逆に子供を苦しめたり傷つけたりしているケースもよくあります。「あなたはやればできる子なんだから!」と親が言えば、子供は「今は何もやっていない、何もできていない、ダメな子なんだよな」と思うかもしれません。それで自己嫌悪が強まり、夜眠れなくなる原因が強化されて昼夜逆転がひどくなることもあります。かたよった発言で子供の自己嫌悪をエスカレートさせている親御さんはたくさんいますので、甘く考えないように気をつけましょう。発言を改めることは簡単なことですが、その簡単なことが意外とできないものなので難しいこととも言えます。何の世界でもそうですが、基本の徹底が難しいものなのです。
上記に加えて「現実逃避しなくてもよくなるほど魅力的な現実を用意すること」も必要ですが、それに関してはプロの指導を受けてきちんとトレーニングした親御さんだけができることですので素人は手を出さないほうがいいでしょう。まずは本人の自己嫌悪をうながす発言を慎むことだけでも心がけてみてください。
夜眠れなくなる原因(3)のポイントは、次のようなものでした。
・学校に行っている子供と比べれば不登校の子供は体が疲れていないので、夜眠りにつきにくい
・夜眠りにつきにくいのに無理やりふとんに入ると「無理やり就寝の悪循環」で夜眠りにつくのが遅くなる(睡眠時間がズレていき昼夜逆転がひどくなる)
・無理やりふとんに入って眠れないと「ふとんに入る行為」と「眠れない失敗体験」がセットで記憶され、その記憶が毎日積み重なることでいつのまにか条件反射のようになり、ふとんに入っただけで眠れなくなる
これらの原因を解消するために、親御さんはどうしたらいいのでしょうか?
可能なら、親子で運動を楽しんだり高度な会話を楽しんだりすることです。特に不登校初期で親子の信頼関係が壊れる寸前の時期や不登校が長期化してある程度親子関係が落ち着いてきた時期なら、親子で運動を楽しむことや頭を使う会話を楽しむことがやりやすいでしょう。そのチャンスがあるなら、やることです。
親子で運動を楽しんだり高度な会話を楽しんだりしていれば、子供は適度に疲れます。運動で体が疲れるのはもちろんのこと、会話で頭も疲れ、心身の疲れのバランスがとりやすくなり夜に眠気がきやすくなってきます。「不登校の子供は自己嫌悪や不安などで頭を使っているから精神的な疲れは十分にあるのでは?」と思った親御さんは理解不足なので、もっと理解を深めましょう。子供のことが心配で眠れなくなった経験をした親御さんは多いはずです。その経験を思い出せば、心配に近い気持ち(自己嫌悪や不安など)で頭を使っている場合は“夜眠れなくなる精神的疲労”になりやすく、それとは別の健全な精神的疲労が必要だとわかるはずです。その“健全な精神的疲労”を生じさせる方法の1つが前述の「親子の高度な会話(頭を使う会話)」なのです。
親子で運動や高度な会話をすることが難しそうな場合は、簡単にできることを大切にしましょう。親御さんが簡単にできることは「早く寝ないと朝起きれなくなるよ」などと言わないことです。そうしたことを言うと、子供はなおさら無理やり寝ようとして「無理やり就寝の悪循環」に拍車がかかります。しかも「早く寝ないと朝起きれなくなるよ」の言葉は「あなたは起きれなくなる、起きれなくなる……」と催眠術をかけているようなものですので、言うたびに「朝起きれない子」にしてしまいます。親の言葉で子供の昼夜逆転をエスカレートさせているケースは非常に多いので、発言を慎重にしましょう。
ここまで読み、昼夜逆転を治す方法の奥深さがわかったはずです。と同時に、今すぐ簡単にできることもあるとよくわかったでしょう。今回お伝えした内容は、最低限やっていただきたいこと。基本中の基本、簡単にできることだけにしぼってお伝えしました。“できて当然”のレベルですから、この記事を何度も繰り返し読んで頭に入れることをおすすめします。
昼夜逆転に関してはさまざまな誤解もあり、子供の不登校で悩む親御さんのなかには「治せないものなのでは?」と絶望的に考えている方もいらっしゃるのですが、そんなことはありません。昼夜逆転は必ず治せるものです。方法を間違えなければ必ず治せますから、希望をもってください。
ずっと昔のことですが、私自身、長年の昼夜逆転生活を治すことに成功しました。私以外にも、SIAPROJECTのサポートを受けている親御さんのお子さんで昼夜逆転を治すことに成功したお子さんがたくさんいます。昼夜逆転を治せることは“事実”ですので、あきらめずにお子さんのサポートをしていきましょう。
執筆者:SIAPROJECT代表 木村優一
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